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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二話 昇格試験 アクシデント
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秒でティアナも浮き出てきた。

すでに三発の魔力弾が形成されてティアナの周囲に浮かんでいる。

「0!」

大穴に飛び込むアスカ。同時にティアナとスバルが仕掛ける。

「クロスファイヤー!」

「リボルバー!」

「「シュウゥゥゥト!」」

ティアナのクロスファイヤーが、スバルのリボルバーがオートスフィアを一瞬で殲滅した。

周囲が沈黙する。

「おお、すげー。本当に一瞬で決めやがったよ」

ヒョッコリと大穴から顔をのぞかせるアスカ。その口調は感心していると言うよりは、呆れている感じだ。

「イェイ!ナイスだよ、ティア!一発で決まったね!」

スバルは嬉しそうに非攻撃型のスフィアを粉砕する。

(……おい女の子、それでいいのか?)

軽々とスフィアを粉砕してはしゃいでいるスバルを見て、そう思ったアスカに罪はないだろう。

「まあ、アスカが攻撃を引きつけてくれてたからね」

思った通りの作戦で上手くいったからか、ティアナも安堵の表情を見せる。

「普段はマルチショットの命中率あんま高くないのに、ティアはやっぱ本番に強いな!」

ローラーブーツで軽く走りながら、スバルがつい口を滑らせる。

「おいおい」

思わず苦笑するアスカ。ティアナっがムッとした顔になる。

「うるっさいわよ!さっさと片づけて次に……」

不機嫌そうにスバルを見たティアナの目が見開く。

「しまった!」

その意味を瞬時に理解したアスカはスバルに向き直る。

「?」

キョトンとした顔をしているスバルの背後に、撃ち漏らしていた一機のスフィアが狙いを定めていた。

「エリアルダッシュ!ミドルプロテクション!」

地面を滑るように高速移動したアスカが、プロテクションを展開しながらスバルとスフィアの間に飛び出した。

スフィアが射撃する。

「キャッ!」「スバル、動くな!」

プロテクションでスフィアの攻撃を防ぐアスカ。

何とか防御に成功したが、スフィアの攻撃がランダム過ぎて下手に動けない。

「クッ!」

ティアナは二人から離れ、反撃を試みる。だが、

「あっ!」

地面の窪みに足を取られ、転倒してしまった。

「ティアナ!」「ティア!」

アスカとスバルが叫ぶ。

「なんのぉ!」

ティアナは地面を転がってオートスフィアの攻撃を避け、アンカーガンを撃った。

二発の内の一発がオートスフィアを破壊する。

流れた弾丸が、監視用サーチャーを破壊したが、三人はそれに気づかない。

「ティア!」

スバルがティアナに駆け寄る。

「騒がない!なんでもないから」

「嘘だ!グキッていったよ!捻挫したんでしょ?」


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