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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二話 昇格試験 アクシデント
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所や」
はやての言うとおり、足りない部分をどうやって補うのか、これがこの試験のもっとも重要視されている部分。
それを見るために、私もはやてもここにいる。
その時、ふと思った事が口から出てしまった。
「「アスカ(君)の攻撃力がもっとあれば、楽勝かもしれないけど」」
はやてと綺麗にハモってしまった……
outside
フェイトとはやてに酷評されているとは知らずに、アスカは必死にバリアを張っていた。
「Middle Protection!!」
オートスフィアの攻撃をミドルプロテクションで一身に受ける。
「そのまま引きつけて!」
アンカーガンを構えたティアナが魔力弾を撃つ!
「うおぉぉぉ!!」
負けじと、スバルもリボルバーナックルでオートスフィアを粉砕する。
そのエリアの全てのターゲットが破壊され、攻撃が止んだ。
「よし、全クリア」
ティアナが周囲の安全を確認してアンカーガンを下ろす。
「この先は?」
プロテクションを解いたアスカがティアナに近づく。スバルも合流した。
「このまま上。上がったら最初に集中砲火がくるわ。アスカ、エリアル・ウォークで上がって防御魔法、頼める?」
「了解だ、タイミングはそっちに預ける。合図してくれ」
アスカは頷き、デバイスを構える。
「スバル、オプティックハイドを使ってクロスシフトでスフィアを瞬殺。やるわよ?」
「了解!」
作戦は決まった。
ティアナが頭上の高速道路に開いた穴を見据える。
「アスカ、7秒過ぎたら下に隠れて。後はコッチでやるわ」
背中を向けているアスカに言うと、彼はグッと右手の親指を立てた。
「じゃあ始めるわよ……GO!」
その合図で三人は動いた。
「エリアル・ウォーク!」
アスカは天井の大穴めがけて空中を駆け上がる。立て続けに防御魔法を発動させた。
「こっちだ!撃ってこい!Ball Protection!!」
自分を包み込むように球体の防御魔法を展開するアスカ。
ほぼ同時にオートスフィアの集中砲火が襲いかかる。
プロテクションを破られないように注意しながら、アスカはカウントダウンを始めた。
「……7、6」
アスカを攻撃しているオートスフィアの背後から、ローラーブーツの音が近づいてくる。
「5、4!」
一体のオートスフィアが突然凹み、大破した。
「3!」
宙から浮かび上がるように、スバルが姿を現す。
「2!」
リボルバーナックルが高速回転を始める。
その音に反応したスフィアが、アスカからスバルへ照準を変えようとする。
「1!」
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