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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二話 昇格試験 アクシデント
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の術式は近代ベルカ式。だけど、使っているデバイスはミッド式の標準杖型ストレージデバイス。

その為、魔法を使う場合は一度近代ベルカからミッドへ変換して使わなくてはいけない。

面倒だけどデバイスは支給品だし、099部隊の大半は近代ベルカだしで自分で何とかするしかない。

二機落としたところで、スバルがジト目で言ってきやがった。

「え〜、アスカの攻撃ってそれだけ〜」

……泣くぞ、このやろう……

確かに、オレの攻撃はスバルと比べたら明らかに見劣りする。

「あー、だから二回も試験に落ちてんの」

自分で言って情けないが、攻撃力の無さがオレの欠点だ。

オレの言葉を聞いて、スバルはポン、と手を叩いてウンウンと頷いた。

どうやら理解していただけたようだ。

って、それはそれで虚しい……ああ、空が青いなぁ

現実逃避したオレは悪くない筈だ!

「でも防御魔法は得意なんだよね?じゃあ、私が攻撃担当で、アスカが防御担当って事でいいよね!さあ、行こう!」

え?えええ!

いや、いいけどさ!

驚きの声を上げる間もなく、スバルは次のポイントへ、向かった。

オレの防御魔法、まだ見てないだろ?何でそんなに信用するかな〜?

遙か先を先行しているスバルを、オレは慌てて追いかける。

「益々足を引っ張れなくなったじゃないか……よし!やってやるぜ!」






outside

ティアナはビルの屋上からアンカーガンを構えている。

「落ち着いて、冷静に……」

自分に言い聞かせるように呟くと、眼下のビルにいるターゲットに狙いを定めた。

足下に魔法陣が発生し、アンカーガンに魔力弾が装填される。

それを確認して、ティアナは引鉄を引いた。

ガン!ガン!ガン!

魔力弾がターゲットを次々と破壊していく。

更に奥からターゲットが湧き出てきて、ティアナはそれに向かって魔力弾を放つ。だが……

「!?しまった!」

魔力弾を放ってからティアナは気がついた。追加のターゲットの中に、攻撃してはいけない物があったのだ。

(リカバリーは…間に合わない!)

ミスショット。

そう思った時、ターゲットの前に魔法陣が出現し、ティアナの魔力弾を弾き返した。

(防御魔法、アスカ?)

ティアナの思った通り、アスカがヒョッコリと顔を出して、右手の親指をグッっと立てた。

ティアナもサムズアップを返して次の行動に移る。

(一つ、借りができたわね)





三人はすぐに合流した。

「いいタイム!」

走りながらスバルが嬉しそうに言う。

「当然!」

満更でもない様子でティアナも答える。

「この調
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