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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第153話
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だろうしな。」
「下手したら火あぶりかも。」
ユーシスの指摘を聞いたアリサは不安そうな表情になり、クロウは納得し、フィーは心配そうな表情で二人を見つめ
「……プリネ皇女に関してはアルバレア公爵の件もある事に加えて”魔弓将”まで同行している為、さすがに2度も同じ過ちは犯さないと思うがな。」
フィーの推測を聞いたレーヴェは静かな表情で答えた。
「んー、大丈夫だと思うけど。オルディスなら何度か潜入してるし、みんなも一緒にいることだし♪」
「それにプリネを襲う奴等がいたらエヴリーヌが皆殺しにしてあげるよ、キャハッ♪その為の”権限”があるんだし♪」
「お、お姉様……」
ミリアムとエヴリーヌは無邪気な笑顔を浮かべ、エヴリーヌの言葉を聞いたプリネは冷や汗をかいた。
「くっ……何を呑気な!」
二人の答えを聞いたユーシスはミリアムとエヴリーヌを睨み
「……さすがに心配だな。」
「そうですね……かなり遠方にある街ですし。」
リィンの言葉にエマは心配そうな表情で頷いた。
「まあ、その辺りの事は色々考えてるから安心なさい。ただ、テロリストの件といい、安穏とできる状況じゃないわ。オルディスもそうだけど……当然、ルーレの方もね。」
リィン達に助言したサラ教官はアリサを見つめ
「っ……」
見つめられたアリサは息を呑んで真剣な表情になった。
「ルーレといえばRFグループ……でも、都市を管理するのは”四大名門”のログナー侯爵か。」
「ゼリカの頑固親父だな。”四大名門”の中でも強硬派路線と聞いているが……」
「……ええ、だけどルーレ周辺には帝国正規軍の軍需工場なんかもあるわ……RFグループは中立だけど微妙な状況になっていると思う。」
リィンとクロウの言葉に頷いたアリサは複雑そうな表情で説明し
「そ、そうなんだ……」
「何も起こらなければよいのですが……」
「けっこうキナ臭そう。」
「バリアハートの時のように”貴族派”が露骨な事をしてこないといいのですが……」
アリサの説明を聞いたエリオットとセレーネは不安そうな表情をし、フィーとツーヤは真剣な表情になり
「父さん達もこの時期にどうしてそんな実習先を……」
マキアスは呆れた表情で呟いた。するとその時サラ教官は手を叩いて自分に注目させた。
「さっきも言ったけどそのあたりは一応考えてるわ。来月は学院祭で、特別実習もなし。その意味で―――今回の実習もこれまでの”総括”と言えるわね。」
サラ教官の話を聞いたリィン達は驚いた後表情を引き締めた。
「備えるべきに備えて……そして胸を張って臨みなさい。君達がこれまで築き上げた”Z
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