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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第153話
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ーヌは鼻を鳴らして不愉快そうな表情でレーヴェを睨んだ。



「あー……さすがにクッタクタ……委員長、せっかくだから膝枕でもしてくれない……?」

「ええっ……!こ、ここでですか!?」

「ちょっと教官……」

「フフ……まだ余裕があるようだな。」

「あはは……そんな冗談が言えるくらいだもんね。」

サラ教官の言葉を聞いたエマは慌て、アリサは呆れ、ガイウスとエリオットは苦笑していた。



「いやいや……正直、ちょっと感心したわ。―――これで心置きなく実習地が発表できるわね。」

サラ教官が呟いた言葉を聞いたリィン達が顔色を変えたその時

「……よっと。さ、受け取りなさい。」

サラ教官は起き上がってリィン達に実習地とメンバーが書いてある紙を配った。





『9月特別実習』







A班:リィン、アリサ、フィー、マキアス、エリオット、ツーヤ、セレーネ、クロウ



   (実習地:鋼都ルーレ)







B班:エマ、ラウラ、ユーシス、ガイウス、ミリアム、プリネ、エヴリーヌ



   (実習地:海都オルディス)





「これは……」

実習地を見たリィンは驚き

「あ、お姉様と一緒です♪」

「う、うん。それはあたしも嬉しいんだけど……」

自分と一緒である事に喜んでいるセレーネの言葉に頷いたツーヤは心配そうな表情でプリネを見つめ

「やったね♪ようやくプリネと一緒になれたよ♪」

「フフ、私も嬉しいですよ、エヴリーヌお姉様……」

嬉しそうな表情をしているエヴリーヌに視線を向けられたプリネは苦笑しながら自分が向かう実習地を見つめた。



「ルーレに、オルディス……それぞれ帝国の五大都市か。」

「そ、そうなんだけど……」

ガイウスの言葉を聞いたエリオットは戸惑いの表情で頷いて言葉を濁し

「ル、ルーレもそうだがオルディスといえば……」

「……人口40万を誇る帝国第二の巨大海港都市。貴族派のリーダー的存在、『カイエン公』の本拠地だな。」

マキアスは疲れた表情でミリアムとプリネに視線を向け、ラウラは真剣な表情で呟いた。



「じょ、冗談は止めてもらおう!この状況で、貴族派最大の都にこのガキに加えて、”通商会議”の件でどう考えてもカイエン公の恨みを買っていると思われるプリネまで連れて行けと……!?」

その時ユーシスは怒鳴ってミリアムとプリネに順番に視線を向け

「た、確かに……」

「そのチビッコにとったら完全に『敵地』だし、世界中にカイエン公爵の醜態をさらしたプリネはカイエン公爵から間違いなく恨まれている
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