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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第151話
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しかしたら余計かなと思ったんですが。暑くなかったですか?」
「ううん、ぽかぽかして気持ちよかったけど……―――じゃなくって!リィン君、そこに直りなさいっ!」
「へ……」
突如頬を膨らませて自分を睨み始めたトワの命令にリィンは呆けた。
「そ、その……!上着をかけてくれたのは紳士的だし、嬉しいけどっ。女の子の寝顔をずうっと見てるのはどうかと思うなっ。」
「いや……すみません。あまりによく寝てたから起こすのも忍びなくって……でも、そうですね。確かに配慮が足りませんでした。」
「ち、ちがうのっ!別に怒ってるわけじゃなくて!―――とにかくっ!あんまりこういうことを簡単にしちゃダメなんだからねっ!?」
その後トワは端末の前に座った。
「コホン………それじゃあ改めて。去年の学院祭の時にやった『
演奏会
(
コンサート
)
』についてだけど。」
「あ、はい。先輩たち4人の出し物ですね。ひょっとして……何か記録でも残っているとか?」
「えへへ……実はそうなの。ルーレ工科大学で開発された”導力ビデオカメラ”のテストをちょうどジョルジュ君がやって……その記録が残ってるの。」
「導力ビデオカメラ……?」
聞き覚えのない単語を聞いたリィンは首を傾げた。
「うん、導力ネットとは別の技術みたいなんだけど。百聞は一見に如かずだね。さっそく映してみようか。」
「スクリーン……あれに写真を写すんですよね?」
「えへへ……それだけじゃないよー。それじゃあ始めるね♪」
そしてトワが端末を操作するとスクリーンに何かが映った。
「これは……」
スクリーンから音声が聞こえ、写真が動いている事にリィンは驚き
「うん、写真やラジオと違って映像と音声の両方が流せるの。ちょっと荒いかもだけどその場にいるみたいでしょ?」
「ええ。凄いな、これは……」
トワはリィンに説明をした。
「ふふっ……あ、そろそろ始まるよ!」
そして映像は進み、なんと大胆な衣装を身に纏っているトワ、クロウ、アンゼリカ、ジョルジュが映った。
「こ、これは……」
「えへへ、凄いでしょう?”ろっく”っていう新しいジャンルの音楽なんだって。”おーばるぎたー”っていう導力楽器なんかも使われているの。」
映像を見て驚いているリィンにトワは自慢げに説明し
(まあ……このような音楽が異世界にはあるのですか。)
(
私
(
わたくし
)
も音楽は嗜みますが、長年生きてきて初めて聞きましたね。)
メサイアは目を丸くし、リザイラは興味ありげな表情をし
(ああ、これの事だったのね。ふふっ、随分と懐かしいわね〜。世界が融合する前の世界―――”イアス=ステリナ”
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