第58話
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直って高々と言い返した。
「むむっ……」
「ぬぬっ……」
そしてオリビエとアムドシアスは睨みあった後
「「フッ。」」
お互いは不敵な笑みを浮かべた後、アムドシアスは言った。
「まさか異世界の人間で美をめぐる好敵手がいるとはな……我はソロモン72柱の一柱、”一角候”アムドシアス!芸術と美を愛する魔神!人間――名は何と言う?」
「オリビエ・レンハイム。愛を求めて彷徨する漂泊の詩人にして狩人さ。フフ、貴女とは話が合いそうだ♪美と芸術の素晴らしさ……語り合おうではないか!」
不敵な笑みを浮かべて見られたアムドシアスにオリビエはアムドシアスと同じように不敵な笑みを浮かべて答えた後、高々と言った。
「面白い……!今までお前のような、美と芸術を語り合える者がいなかったのだ………存分に語り合おうではないか!」
「………………まさか変態仮面に続く馬鹿が増えるなんて…………頭が痛いわ…………もし、3人が揃ったらどうなるか……予想もしたくないわ…………」
「あ、あはは………」
呆れた様子でオリビエとアムドシアスを見ているエステルの言葉にクロ―ゼは苦笑した。
「うふふ、みんな似合っているじゃない♪」
そこにドレス姿のレンがエステル達に近付いて来た。
「あ、レンちゃん。」
「わあ………レンちゃん、凄く大人っぽい………!」
レンのドレス姿にティータは感嘆な声をあげた。
「うふふ、そうかしら?」
ティータの言葉を聞いたレンは上品に笑った。レンの髪型は普段の肩にかかる髪を纏め、短いポニーテールにし、まさに一国の王女が着るのに相応しく大人の雰囲気も纏わせ、自分の髪の色に合うような黒のヘアバンドをしていて、漆黒のドレスを着ていた。
「4人共、パーティーはどうかしら?」
「あたしはまだ来たばっかりだけど………なんか雰囲気があんまり固くないわね………まるで親戚の人達がみんな集まって、仲良く話しているみたい……」
「ええ……どこか暖かい雰囲気を感じますね………」
「うん………みんな親切な人達ばかりだね!」
「えへへ…………孤児院で誰かの誕生パーティーを開いた時の雰囲気に似ていて、ミントにとっても凄くなじみやすいよ!」
レンに尋ねられたエステルが言った言葉にクロ―ゼは頷いた後、眩しそうなものを見るような目で仲のいい様子で腹違いの姉や兄と話しているプリネやリフィア達、周囲を見ていた。また、ティータやミントも嬉しそうな表情で頷いた。
「うふふ、だから言ったでしょ?そんなに大した事ないパーティーだって。ま、たっぷり楽しんでいって、一生の思い出にするといいわ♪」
そしてレンはセオビットを見つけ、セオビットに近付いた。
「
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