第58話
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れたメイド達にエステルは戸惑った。
「エステルにアリアお姉様が用意したドレスを着せてあげて。後、髪もドレスにあった髪型にしてね。ドレスに着替えさせたらパーティー会場に連れて行ってあげて。」
「承知しました、レン様。」
レンの指示にメイド達は頭を下げて答えた。
「じゃ、頼んだわよ。」
「ちょ、ちょっとレン!あたしを残してどこに行くの?」
部屋を出ようとしたレンを見たエステルは慌てた様子で尋ねた。
「あのねぇ、エステル……エステルと同じレディであるレンもドレスに着替えるに決まっているでしょ?エステルの看病をお姉様達に任されたから、レン、まだドレスに着替えていないんだからね?心配しなくても、そこにいるメイドさん達がパーティー会場まで連れて行ってくれるわ。じゃ、レンはこれで失礼するわ。」
尋ねられたレンは呆れた表情で溜息を吐いた後、説明をし、部屋を出て行った。その後エステルはメイド達にドレスに着替えさせられた後、パーティー会場に案内された。
〜マルーダ城内・大広間〜
「わあ………!」
「こちらでございます。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さい。」
パーティーの煌びやかさに驚いているドレス姿のエステルをパーティー会場に案内したメイドは会釈をした後、どこかに去った。
「あ、お姉ちゃんだよ、ミントちゃん、クロ―ゼさん!」
そこにティータの声が聞こえた後、ドレス姿のティータ、ミント、クロ―ゼがエステルに近付いて来た。
「あ、ママ!目覚めたんだね!」
「よかった……エステルさんが無事で本当によかったです。」
「ティータ……ミント……クロ―ゼ……えへへ、心配をかけちゃってごめんね。……それにしても3人共ドレスが凄く似合っているわよ!」
ティータ達に気付いたエステルはドレス姿のティータ達を見て感想を言った。
「えへへ、そうかな?」
普段は纏めていた髪を下ろし、レンが普段から着ているドレスに似た白と青のドレスを着たティータは恥ずかしそうに笑い
「ありがとう、ママ!………でも、クロ―ゼさんには敵わないよ……さすが本物のお姫様だね!」
「フフ……ミントちゃんの方が私と違って、大人っぽい雰囲気がありますよ?」
胸元を開いた真っ白なドレスを着たミントの言葉にグランセル城で着ているようなドレスに似た白のドレスを着たクロ―ゼは微笑みながら答えた。
「フフ……そういえば、ママもドレスを着たんだね!すっごく似合っているよ!」
クロ―ゼの賛辞に照れたミントはドレス姿のエステルを見てはしゃいだ。
「そうですね……髪も下していて、凄く似合っていますよ。」
「う、うん……!今のお姉ちゃん、お姫様みたい!」
「あ、あはは……言
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