第119話(3章終了)
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「うん、あの女性の言う通りナタリア陛下達の世界の仲間の人達。」
ケビンとリースはそれぞれ途中の道のりで仲間になったガイ達に視線を向け
「お、ティアにミュウじゃないか。久しぶりだな。」
「ええ、久しぶりね。」
「お久しぶりですの!」
「で……話には聞いていたがまさか本当にラルゴが生きているとはな……正直、この目で見ても信じられない思いだぜ。」
「フフ、それは私を含めたオールドラントの者達は皆そうですわ。」
ティアとミュウに挨拶をした後バダックに視線を向けたガイの言葉にナタリアは苦笑しながら答えた。
「………死んだはずのラルゴが生き返っているんだから、もしかしたら”あいつ”も生き返っているかもしれないね。それで”あいつ”も今回の事態に巻き込まれていたら、全員揃うね。」
「それは……………」
「………………」
「みゅう〜………本当にそうなっていて欲しいです………」
「ガイ………ティア…………ミュウ………」
「………………」
(やれやれ……あの様子だと”ネクロマンサー”は勘づいているかもしれんな。かの”異変”の際あの浮遊都市に乗り込んだメンバーが次々と現れる所を見ると恐らく奴も巻き込まれていると思うのだが……)
アニスがふと呟いた言葉を聞いてある人物を思い出したガイとティアは辛そうな表情をし、ミュウは悲しそうな表情で呟き、ガイ達の様子をナタリアは心配そうな表情で見つめ、真剣な表情で自分を見つめるジェイドの視線に気づいたバダックは心の中で溜息を吐いた後考え込んだ。
「話を戻すけど………やっぱりあれは”グリモア”だったみたい。」
「ああ………そうみたいやな。」
「グリモア…………」
「さっき変身していた魔物の事か?」
リースとケビンの会話を聞いたミュラー少佐は敵の名前を繰り返して呟き、フレンは二人に確認した。
「ええ、やはり聖典に記されている魔物です。魔物というよりも………”煉獄”に落とされた魂の成れの果てと言うべきか。」
「魂の成れの果てって………」
「………不吉な響きですね。」
ケビンの説明を聞いたジョゼットは不安そうな表情をし、ヨシュアは真剣な表情で考え込んだ。
「………七耀教会の教養によれば罪深き魂は”煉獄”に落とされるとされているわ。そして絶え間なき業火に苛まれ、しだいに自我を失っていき………最後には混沌たる魂魄の魂………”グリモア”となるとされているわ。」
「は、はわわっ。」
「何と言うか……改めてここが俺達のいた世界とはかけ離れた世界であると思い知らされるな……」
アーシアの説明を聞いたティータは慌て、ロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
「それ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ