第119話(3章終了)
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が決まると大地を揺るがす程の大爆発が起こり、爆発による煙が消えると残りの砲台は消滅しており、更にケビンの姿が突如変貌し、宙に浮く何かの物体になった!
「ノクターナルライト!!」
「ピアシスライン!!」
そこにティアが投擲した短剣とナタリアが放った矢が物体を貫いて止めを刺し、物体が消滅するとケビンの姿を模倣していた物体が消えた場所に封印石が現れた!
「あ………」
リースが封印石を手に入れると同時に閉まっていた大きな扉が開いた。
「どうやらこれで………試練は終わりみたいですね。でもまさかケビンさんそっくりに化けていた魔物だったなんて。」
「彼の忠告がなかったら、我々は翻弄されていたかもしれないな……」
「お手柄ですわ、ミュウ。」
「フッ、その小さき身体でヴァンとの決戦も生き抜いただけはあるな。」
「みゅう〜……皆さんのお役に立てて嬉しいですの♪」
「フフ、よかったわね、ミュウ……」
クローゼは信じられない表情で呟き、ユリア大尉は自分達にケビンが偽物である事を伝えたミュウに視線を向け、ナタリアとバダックに感心されて恥ずかしがっているミュウを抱き上げたティアは微笑みながらミュウの頭を撫でた。
「………ええ、ミュウさんの忠告には本当に助かりました………あ。」
するとその時リースは崩れ落ちるかのように地面に膝をついた!
「リ、リースさん!?だ、だだだ、大丈夫ですか!?」
リースの様子を見たティータは慌てた様子でリースを心配し
「い、いえ、その………ミュウさんの助言があったとはいえ、偽物だとはっきりわかったら………安心して気が抜けてしまって………と、とにかく………あの不気味な砲台といい、敵の罠だった可能性は高そうです。もう一組の様子も気になりますし早く門から出てしまいましょう。」
心配されたリースは自分の情けない姿をティータ達に見られた事に苦笑しながら答えた後、すぐに立ち直って頬をわずかに赤らめたがすぐに真剣な表情に直して先を促した。
「そうだな。」
「これでようやく一区切りですね。」
リースの言葉にフレンとロイドはそれぞれ頷いた。その後リース達は門をくぐり、先に進むと偶然にもケビン達も同時に門から出て、終点で合流した。
〜第三星層・終点〜
「ふう………どうやら本物みたいやな。ったく……あんまり心配させんなや。」
「………それはこちらの台詞。私達はミュウさんがいたお蔭ですぐに偽物だとわかったし。」
苦笑しながら自分を見つめるケビンの話を聞いたリースは安堵の笑みを浮かべて答えた。
「そういえば、そっち”も”探索中に仲間が増えたみたいやな。そっちのちっこい生物もそうなんか?」
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