第57話
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た。
「まあ、聞く所によるとティアも一緒に取り仕切るそうじゃない。最高の式になるよう、期待しているわよ♪」
「はい!リウイ様とイリーナ様がお幸せになる為にも最高の式にして見せます!」
カーリアンに笑みを向けられたペテレーネは笑顔を見せて頷いた。
(フフ……私がする事も、もうないようなものね………式が終わったらリウイの事はイリーナ様にお願いして、私は旅に戻りましょ………)
ペテレーネの笑顔を見たカーリアンは懐かしそうな表情で自分に近付いて祝福するリスティやセリエル、ティア等かつて”幻燐戦争”で共に戦った仲間達やその子孫達とリウイと一緒に会話をしているイリーナを寂しげな笑みを浮かべて見ていた。
その後自分達にも近付いて来て挨拶等をされたエステル達は挨拶の対応等した後、謁見の間を出た。
〜メンフィル帝国・帝都ミルス・マルーダ城内〜
「は〜……プリネ達の親戚の人達に挨拶とかされて、本当に緊張したわ〜……メンフィル皇女のプリネ達の親戚って事は要するにみんな皇族だし………」
謁見の間から出たエステルは安堵の溜息を吐いた。
「よく言うわよ……あんた、お姫様みたいに自分に話しかけて来るプリネさん達の御親戚の方達にまるでお姫様が話すような作法でそつなく対応していたじゃない。」
安堵の溜息を吐いているエステルを見て、シェラザードは呆れた表情をしていた。
「フフ、そうですね。むしろ私より立派な作法で挨拶をされていましたよ、エステルさん。」
シェラザードの言葉を聞いたクロ―ゼは苦笑しながらエステルを見た。
「あはは……ラピスとリンは王女だったからね……受け継いだ記憶の中にあった2人の王女としての作法で対処しただけよ〜。」
「む〜……ママもツーヤちゃんもずるいよー……ツーヤちゃんもママやクロ―ゼさんみたいな作法でプリネさん達の親戚の人達とお話していたし……ミントだけ恥ずかしい思いをしたんだよ〜。」
苦笑しているエステルにミントは頬を膨らませて言った。
「あはは……ごめんね、ミント。でもみんな気にしていなかったじゃない!」
「フッ、確かにそうだったね。エレボニアの貴族は作法とかにうるさいからねぇ……少しは彼等を見習ってほしいものだ。」
苦笑しながら話すエステルの言葉にオリビエは頷いた。
「エレボニアの貴族共も一般的なエレボニア人の印象をぶち壊すお前にだけは言われたくないだろうーよ。」
「ハハ……だが、俺らみたいな平民にも親しく接していた所を見ると、メンフィルの皇族というのは懐が広いみたいだな。」
呆れた表情で呟いたアガットの言葉にジンは笑いながら頷いた。
「そういえば、お姉ちゃん、ミントちゃん。さっきもらったマ
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