第52話
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が部屋に入って来た。
「あ、お祖母ちゃん!」
「え?あら、まあ。…………立派に成長したわね、ミント。」
ミントに祖母と言われたレナは一瞬何の事か理解できなかったが、ミントの顔を見てすぐに成長したミントだとわかり、微笑んだ。
「へ!?お母さん、なんですぐにミントだってわかったの!?」
「フフ……それぐらい、すぐにわかるわ。それにしても、エステル。女としてもっと磨かないとヨシュアがミントに目移りするかもしれないわよ?」
驚いているエステルにレナは微笑んだ後、からかうような言葉を言った。
「それは言わないで!あたしも本気で心配しているんだから!……そういうお母さんだって、父さんが目移りしないよう、しっかり見張っておく必要があるんじゃないの?」
レナの言葉を聞いたエステルは叫んだ後、ジト目でレナを睨んだ。
「フフ……その心配はないわ。」
「なんで?」
「だって、私のお腹の中にはエステル。貴女の弟か妹がいるのよ?あの人が私の事をそれだけ愛している証拠よ。」
「へ?………………………………え……えええええええええええええ〜!?」
「わあ……………!ミント達の家族が増えるんだ………!」
お腹をさすりながら言ったレナから衝撃的な言葉を聞いたエステルは放心した後、大きな声で叫び、ミントは嬉しそうな表情をしていた。
「い、い、いつ!父さんと子供を作ったの!?」
「フフ……貴女が外国に修行や他の地方に行っている間、時間を作っては帰って来ていたのよ。その時に……ね。」
驚いた表情で詰め寄って尋ねるエステルにレナは微笑みながら答えた。
「あ、あ、あの不良オヤジは〜!!娘が働いている時に何をやっているのよ!」
「ねえねえ、お祖母ちゃん。ミントとママの弟か妹はいつ産まれるの?」
レナの話を聞いたエステルはこの場にいないカシウスを怒り、ミントは期待するような表情でレナに尋ねた。
「フフ………まだ、もう少し先よ。ミントも大人になったんだから、産まれて来た弟か妹にとって恥ずかしくないお姉さんになってね。」
「うん!」
「全くもう……今日一日で一生分の驚きをした気分よ……けど、そっか。あたしにも弟か妹ができるんだ。えへへ………」
その後エステルとレナは大人になったミントの服等を用意し、エステルはミントと一緒にギルドに向かった。
〜同時刻・アルテリア法国・某所〜
一方その頃、七曜教会の総本山、アルテリア法国でイリーナの妹、エリィはある部屋であるシスターと勉強をしていた時、部屋についてある内線の導力通信が鳴った。
「あら?通信……?……はい、こちらリース。はい、はい。……わかりました。今、代わります。
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