第52話
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
が包まれた光の繭を見守っていた。そして数日後。
〜数日後・ブライト家・エステルの部屋・朝〜
「……きて……マ!」
「う…………ん………?」
誰かに呼びかけられ、いつの間にか眠っていたエステルは目を開けた。
「あ、おはよう!ママ!」
エステルが目を開けると、そこにはミントの面影を濃く残す金髪と紅い瞳で裸の女性が嬉しそうな笑顔をした。
「へっ………!?も、もしかしてミント!?」
女性――ミントに膝枕されていた事に気付いたエステルは飛び起きた後、信じられない表情でミントを見て尋ねた。
「うん!ずっと見守ってくれてありがとう。ママの優しい気持ち……繭の外から一杯伝わって来たよ!」
エステルに尋ねられたミントは大人びた笑顔を見せた後、優しく微笑んだ。
「う………よかった………グス………」
ミントの元気な様子を見たエステルは嬉しさのあまり、涙を流した。
「泣かないでよ、ママ。」
「仕方ないでしょ!ツーヤから聞いていたけど……それでも心配だったんだから!」
「ママったら……」
涙を流しながら話すエステルを見て、ミントは困ったような顔をしながら笑った。
「ホントに心配したのよ!?ずっと繭のままでいるんじゃないかと、心配していたのよ!」
「ママは心配性ね。でも、もう安心したでしょ?ミントは、こうやって元気に”成長”したんだから。」
「うん……うん……よかったね………」
「もう、ママ。なんでまた泣くのよ?」
未だに涙を流しているエステルを見て、ミントは首を傾げて尋ねた。
「親としてミントが立派に成長したのが、うれしいからに決まっているでしょ!」
「ありがとう、ママ………」
嬉しそうに泣いているエステルをミントは優しく抱きしめた。そしてようやく泣き止んだエステルはミントを見た。
「それにしても………ホントに立派に成長したわね…………」
エステルはミントのスタイルや顔を見て羨ましそうな表情をした後、溜息を吐いた。
「フフ。そうかな?」
エステルの言葉にミントは大人びた笑顔で笑った。
「いくらなんでも、成長しすぎよ……(ううっ………やっぱり、凄い美人になったし、胸も大きくなりすぎよ〜!ヨシュアがミントに目移りしないか、本気で心配になって来たわ………)」
エステルは自分の身体とミントの身体を見て比べて、溜息を吐いた。成長したミントは誰もが振り向くような美しい容姿をしながらも幼い頃の可愛らしさも残した美女になっており、腰はほっそりしている上、胸は成長したツーヤに負けず劣らず大きく膨らんでいた。
「エステル?さっきから泣いていたようだけど、何かあったの……?」
そこにレナ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ