暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜特別模擬戦第一戦 VSロイド&エリィ〜
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「一人に対して私達3人で挑むんですか……?」

サラ教官に名指しされたガイウスは頷き、エリオットは驚き、エマは戸惑いの表情でティオを見つめていた。



「フフ、その娘はプリネ達と一緒に”影の国”での修羅場を体験しているから、見た目とは裏腹にとんでもない強さを持っているわよ?」

「あー、そう言えばティオ・プラトーは”影の国”に巻き込まれたんだっけー。」

「ええっ!?」

「ほう……どうやら見た目とは裏腹に相当の経験を積んでいるようだな。」

サラ教官の話を聞いてある事を思い出したミリアムは思い出し、リィンは驚き、ユーシスは興味ありげな表情でティオを見つめ

「フッ、妥当な判断だな。」

「むしろ、今のティオちゃん相手だとあの3人でも厳しいと思うのですが……」

「た、確かにそうよね……」

レーヴェは静かな笑みを浮かべ、ツーヤとプリネは苦笑していた。



「……あの、ヴァイスさん。3人も相手にするなんて聞いていませんよ?」

その時ティオはジト目でヴァイスを見つめ

「”今のお前”なら本気を出せばその3人相手なら楽に制圧できると思うぞ?それに事前に貰っていた資料ではそこの紅毛の少年と眼鏡のお嬢さんはラインフォルトグループがエプスタイン財団と共同で開発している”魔導杖(オーバルスタッフ)”使いだから、データ収集にもちょうどいいと思うが?」

「なるほど、あの二人が…………仕方ありませんね。」

ヴァイスの説明を聞いてエリオットとエマを見つめた後溜息を吐いて魔導杖を取り出した。



「ええっ!?あ、あれは……!」

「私達と同じ”魔導杖(オーバルスタッフ)”ですけど、形状が僅かに違うような……?」

ティオが取り出した魔導杖を見たエリオットは驚き、エマは戸惑い

「ちなみにその娘が使っている魔導杖はエプスタイン財団が開発した初期タイプでね。二人が使っている魔導杖はいわばその娘が使っている魔導杖のデータを元に作られた凡用型だから、その娘は二人にとって”先輩”になるのよ?」

「そ、そうなんですか……」

「ほ〜……そんじゃあいっちょ”先輩”に”後輩”の力を見せつけてやれ、エリオット、委員長!」

サラ教官の説明を聞いたエマは驚き、クロウは興味ありげな表情をした後笑顔で言い

「ううっ、そんな無茶言わないで下さいよ……でも、さすがにあんな小さな女の子相手に3人で戦うのは大人気ない気がするよね……」

エリオットは疲れた表情で答えた後苦笑しながらティオを見つめた。



「むっ……―――少なくとも性別を間違えて産まれてきたとしか思えない男性にそんな事を言われる筋合いはありませんが。」

「ええっ!?ぼ、僕は正真正銘男だよ!?」
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