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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第231話 最強姉妹
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イン!!!」」
《降参》や《参った》、《負けた》では、認識されない様だったから、ちゃんと、《リザイン》の宣言。すると、デュエル終了のファンファーレが宙に鳴り響き、更にいっそう大きな拍手と歓声がそれに続いた。
『すげぇ! これで75人! いや、78人か?? わかんねぇ、このペースじゃ 直ぐ100人抜き行くんじゃね?? 特にタッグ戦やってたら、それこそ あっと言う間に!』
『ってか、タッグはもう無謀だろ?? ソロでボスクラスのMobに挑む様なもんじゃなねぇか』
『うおおお、誰か止める奴はいないのかよ!』
と、賞賛ともボヤキとも取れる声が無数に交錯する。
確かに、全種族の中でも、トップクラスに
土妖精族
(
ノーム
)
の次にガタイが良い、ともされる
火妖精族
(
サラマンダー
)
の2人を一蹴した事、そして ぱっと見ではあり、細かくは判らないが、2人の装備も紛れもなく一級品だと言う事は判る為、それ相応の使い手だろう。その2人を倒して、更にボヤきの中には 『負けて当然』の様な内容が聞こえてくるから、本当に強いと言う事が現時点で判ると言うものだ。
一体どれほどの者なのだろうか? と当然ながら気になったアスナとレイナは、同じ仕草で、頭上を見上げていた。そこには、大樹の枝が作り出す木漏れ日が広がっている。……その光の中をくるくると螺旋軌道を作って、降下してくる1つの影があった。そして、もう1つは、その螺旋軌道で降りてくる事によって、僅かながら光のループ線が出来ている中央をゆっくりと降りてくる。
第一印象は、思ったよりも遥かに小柄であると言う事。まだ上空にいるのだが、この遠間でも判る。その名前のイメージから、筋骨隆々たる巨漢コンビをイメージ。いや、《剣聖》の方は、機動性重視、と勝手に考えて、筋骨隆々ではなく、やや痩せ型、所謂 細マッチョだと、予想していたんだけれど、今も近づいているが、間違いなく華奢な体型だ。
くるくる、と回りながら降下を続ける者は、肌が
闇妖精族
(
インプ
)
の特徴でもある、影部分が紫がかった乳白色。そして、その中央を降りてくる者は
猫妖精族
(
ケットシー
)
、それは言うまでもなく特徴的な大きな耳。フサフサな毛並み、そして 長い尻尾が見えてくる。
パープルブラックの艷やかな長い髪、胸部分を覆う黒曜石のアーマー、その下のチェニックと、風をはらんではためく、ロングスカート。
闇妖精族
(
インプ
)
の色と言っていい全体的なパープルブラック仕様。
赤みがかかった茶髪、レッドブラウンの同じく艷やかな長い髪、胸部分を覆うのは琥珀色に輝くアーマー、そしてチェニックとロングスカート。こちらも、
猫妖精族
(
ケットシー
)
の色、って言っていい全体的にブラウン仕様。
くるりと一回転した後に右手を胸の中央に、そして左手の指先で
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