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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜運命が改変された女神の新たなる道〜中篇
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「フフ、まさか復活した私が”処女”だったなんて、私自身も驚いたけど……よかった……私が選んだ人に”処女”を奉げる事が出来て……”処女”の身体を持つ私を復活させた”運命”に感謝ね……アストライアお姉様……ようやく私もお姉様のように心から信頼できる人を見つたわ…………これからよろしくね、リィン………ん……」
契約を終え、リィンが持っていた太刀に宿った後すぐにリィンの傍に現れたアイドスは優しげな微笑みを浮かべて自分との”性魔術”による疲労で眠っているリィンに膝枕をしてリィンの頭を優しく撫でながら見つめた後リィンの唇に口付けをした。
「―――さてと。さすがに外でこのまま寝かせたら風邪を引くだろうし、リィンを部屋まで送ってあげないとね。―――よいしょっと。」
そしてリィンを背負ったアイドスは転移魔術でその場から消えてトリスタに到着後、第三学生寮に入って行った。
〜第三学生寮・リィンの私室〜
「あ、リィン、やっと帰って―――なっ!?」
リィンを背負ったアイドスがリィンの私室に入るとアリサが待ち構えていたが、リィンを背負っているアイドスを見て驚き
(あらあら♪)
(ふふふ、早速興味深い展開になりましたね。)
(ア、アハハ……)
ベルフェゴールとリザイラは興味ありげな表情をし、メサイアは冷や汗をかいて苦笑していた。
「あ、貴女一体誰よ!?というかどうしてリィンを……」
「―――私の名はアイドス。今日からリィンの剣として見守る”女神”よ。」
「ハアッ!?め、女神??それにリィンの剣として見守るって一体どういう事よ??」
アイドスが名乗るとアリサは声を上げて驚いた後戸惑いの表情でアイドスを見つめ
「ちょっと待って。まずリィンをベッドに寝かせてあげないと……ね。」
アイドスはリィンをベッドに寝かせた後毛布をリィンに被せた。
「これでよしっと。それでさっきの話に続きだけど……―――こういう事よ。」
「なっ!?」
そしてアイドスが光の球体になった後リィンの太刀に宿る様子を見たアリサは驚き
「それで貴女は一体誰かしら?こんな夜遅くにリィンの部屋に待っていたって事はもしかして恋人かしら?」
リィンの太刀から再び現れたアイドスは首を傾げて不思議そうな表情で尋ねた。
「え、ええ、そうよ。私はリィンの恋人の一人よ。それでさっきリィンの剣に宿ったようだけど、まさかリィンと”契約”したんじゃ……!」
アイドスの問いかけにアリサは顔に青筋をたて、口元をピクピクさせ、そして膨大な怒気と威圧を纏ってかろうじて微笑みを浮かべて答えてアイドスを見つめ
「ええ。契約したけど何か問題があるかしら?」
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