第5章
冥界合宿のヘルキャット
第103話 絶賛、迎撃中です!
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「その戦いぶりに免じて、『神々の黄昏』の最初の死亡者として名を残す栄誉をくれてやろう。ありがたく思うがいい」
「勝手言ってくれるぜ!」
「神様だかなんだか知らねえが、ふざけんな!」
あまりに勝手な物言いに俺とイッセーはロキを睨む!
「ソーナ、ここは私達が。これを使ってちょうだい」
部長はサーゼクス様からいただいたフェニックスの涙を魔方陣を介して会長に渡す。
これで木場、ゼノヴィア、匙の傷を癒す事はできるが、同時にフェニックスの涙を使い切ってしまう。
もう回復はできない。またあの攻撃をされればもたねえぞ。
「明日夏、俺はロキの方へ行く」
「イッセー……分かった。お前はロキを頼む。俺達は神喰狼を抑える」
イッセーはその場から飛び立ち、ロキと対峙する。
残った俺と千秋、塔城は神喰狼の方へ向かう。
神喰狼は教会組と対峙しており、俺達は教会組と合流する。
「アス君!大丈夫だった?」
「ああ。そっちは?」
「なんとかね。天使化の恩恵でそれなりの障壁を張れるようになってたから」
どうやら、天使化した三人は障壁でどうにかできた様だな。
アルミヤさんは聖剣で俺と似た様な方法で防いだみたいだ。
「ゼノヴィア!」
そこへ、回復したゼノヴィアがやってきた。
「イリナ、ここはコンビ復活と行こうか?」
「そうね!今度は悪魔と天使の最強コンビね!」
ゼノヴィアがこの調子なら、木場と匙ももう回復してるだろう。
「油断するな。この狼は子供の二匹とは比べ物にならんぞ」
アルミヤさんの警告に身を引き締める俺達。
明らかに子供の二匹とは一線を画する程のプレッシャーを放ってくる!
「フン、ビビったんなら帰ったって良いんだぜ?」
「フッ、そっちは減らず口を言う余裕はあるみたいだな?」
「ぬかせ」
ライニーとちょっとしたやり取りをした後、目の前の怪物に意識を集中させる。
とにかく、ミョルニルが届くまでこいつを抑える!
「間に合いました!」
『ッ!?』
ロスヴァイセさんの言葉を聞くと同時に、空中に魔方陣が出現する。
そして、魔方陣から強大な威圧感を放つ槌が現れる。
「雷神トール様の武器、あらゆる者に裁きの一撃を与える絶対の槌!」
「ミョルニルだと!?」
ミョルニルの出現にロキは今までの余裕ある態度が完全に崩れ去る。
「オーディン様より、そこに赤龍帝がいるなら、彼に任せよとの仰せです」
「俺!?」
自分に任された事に驚くイッセー。
すると、ロキは怒りに歪ませた表情でミョルニルの下へと行こうとする!
「オーディンめがああああ…っ!
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