第5章
冥界合宿のヘルキャット
第103話 絶賛、迎撃中です!
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にも様々な神器が装着されていた!
更にラインを通じて、黒い炎がロキを焼いていく!
「これはヴリトラの邪炎か……」
「ヴリトラの呪いはたとえ神であろうと簡単には祓える物じゃないぜ!」
「向上心の高い悪魔は厄介ですよ、悪神ロキ」
匙の成長ぶりに会長も誇らしげだ。
「って言うか…」
「あの先生、油断も隙もねえな……」
「全くだ」
俺達の修行の面倒を見ながら、匙の面倒も見てるんだからな。
「賢しい悪魔とドラゴンだ!」
『っ!?』
ロキから感じる波動が高まったと思ったら、匙のラインをいとも容易く弾き飛ばす!
それと同時に天候が異常な程荒れ始めた!
「ロキ様!?なりません!その様な事をすれば、冥界だけでなく、全ての神話世界の境界が!」
ロスヴァイセさんの慌てようからこの状況が非常にヤバい事が分かった!
「『神々の黄昏《ラグナロク》』が早まるに過ぎん!元よりそれが私の悲願なのだからな!」
ロキの波動が更に高まり、巨大な雹が降り始めた!
俺達は慌てて岩陰に隠れる。
「何をする気なの!?」
「神の力を解き放ち、時空を破断させるつもりです!?」
「なんだって!?」
「チッ、最後まで舐めて掛かってきてくれるかもなんて期待してたが……!」
……そう上手く行かねえか。
「うぅっ!?」
「ッ!木場!?」
「ッ!しまった!?」
雹の一角が木場の額に当たってしまう!
それと同時に神喰狼の拘束が緩み、神喰狼が拘束から抜け出してしまう!
更にさっきまで荒れ狂っていた雹の嵐が突然止む!
「『神々の黄昏』を待たずして、我が子に喰われるが良い。ザコに相応しい最後だ」
そう言い、魔方陣から魔法の光を空へと打ち上げる!そして、打ち上げられた光は空一面を覆う程の無数の数になる!
「マズい!?三人とも、俺の後ろに!イッセーは力を貸せ!」
「「ッ!?」」
「ッ!?分かった!?」
俺の怒号にイッセーと千秋と塔城は俺の後ろに移動する。
『Transfer!!』
そして、俺の肩にイッセーの手が置かれ、力を譲渡される。
更に力が増大した緋のオーラをドーム状に展開する!
それと同時に空から無数の光が雨霰の様に降り頻ってきた!
「グゥゥゥゥッ……!」
オーラの展開が間に合い、降り頻る破壊の閃光をどうにか防ぐ。
「「うわあああああああ!?!?」」
「木場!?ゼノヴィア!?」
「うぅっ…うああああああ!?!?」
「サジ!?」
クソ!木場とゼノヴィア、匙がやられた!
他のみんなは障壁を張ってなんとか防げていた。
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