外伝〜山猫号奪還作戦〜後篇
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発動し、戦闘不能になっていたジョゼットの傷を少しだけ回復した。
「っつ!今度はそう簡単にやられないんだから!」
ヨシュアのアーツによって復活したジョゼットは身体に伝わっている痛みに顔を顰めながらも、またオーブメントを駆動させ始めた。
「好きにはさせん!」
しかしそれを見たミュラーはクラフト――ミラージュエッジを放って、ジョゼットのアーツをまた封じようとしたが
「せいっ!」
ヨシュアがジョゼットの前に出て、双剣で小刀を打ち払った!
「さっきのお返しだよ!……アースランス!!」
そしてジョゼットのオーブメントが駆動し、アーツによってできた地属性の槍がミュラーの足元から生えて、ミュラーを襲った!
「ぐっ!」
ジョゼットのアーツが命中したミュラーが呻いている所を
「朧!!」
「ガッ!?……やるな。」
ヨシュアは一瞬でミュラーの背後に移動し、ミュラーの背中を斬りつけて、また元の位置に戻った。ヨシュアのクラフトを受けたミュラーだったが、それでもまだ武器を構えていた。
「はあ…はあ……。な、何で倒れないのさ!?」
「達人クラス……。しかも姓がヴァンダールか。オリビエさんの正体。大体、見当がつきましたよ。」
戦闘不能にならないミュラーに息を切らせながらジョゼットは焦り、ヨシュアは冷静な様子でミュラーに言った。
「それを言うなら君の正体もなかなか驚きだ。『ハーメル』の遺児、ヨシュア・アストレイ君。」
「!!!」
「え……?」
ミュラーが口にした言葉にヨシュアは目を見開いて驚き、ジョゼットは何の事か訳がわからなかった。
「やはりか……。あのお調子者のカンもたまには当たるらしい。」
ヨシュアの様子を見たミュラーは真剣な表情で呟いた。
「………………………………」
「ヨ、ヨシュア!?」
一方ヨシュアはミュラーを睨み、すざましい闘気を身体に纏わせ、その様子を見たジョゼットは驚いた。
「聞かせてもらいましょうか……。どうして貴方たちがそれを知っているのかを……」
「どうやら本気にさせてしまったようだな……。ならば俺も全力で応えよう。」
怒りと闘気を出しているヨシュアの様子を見たミュラーはヨシュアと同じようにすざましい闘気を身体に纏った!
「ちょ、ちょっと……!」
2人の様子を見たジョゼットが焦ったその時、『山猫号』が動き始め、離陸しようとした。
「準備完了だ!2人とも飛び乗れ!」
「うんっ!」
飛行船のハッチから出て来たキールの言葉に頷いたジョゼットは飛行船に飛び乗った。
「ほら!何やってんのさ!」
飛行船に飛び乗って来ないヨシュアに気付
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