第40話
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拶をした。
「えっ!?」
「なっ!聖女様の!?………って、聖女様の娘はプリネよ!」
レンが名乗り上げた事と自分の正体を知っている事にクロ―ゼは驚き、エステルは驚いた後、すぐにプリネの事を思い出して声を上げて指摘した。
「うふふ、レンはそのプリネお姉様の妹よ。………貴女達の正遊撃士になる修行の旅の間、お姉様達が随分お世話になったようね♪”妹”としてお礼を言うわ、エステル♪お姉様達のお世話をしてくれて、ありがとう♪」
「な、な、なっ………!」
レンがプリネの妹と名乗った事やさまざまな事にエステルはあまりにも驚きすぎて、口をパクパクさせて言葉が出なかったが、ある人物がここにいる事に気付いて、上空を見上げて、その人物に尋ねた。
「サフィナさん!レンの言った事は本当なの!?」
「…………事実です。皇位継承権がないとは言え、その娘はれっきとしたメンフィル皇女。もちろん、その娘の存在はリフィア殿下やプリネのように本国の民達には一般的に知られています。」
「!!」
「うふふ、そういう事よ♪レンはお姫様だったのよ♪」
メンフィル王家に連なるサフィナが認めた事にエステルは驚き、レンは小悪魔な笑みを浮かべていた。
「………どういう事だ?俺達が尋ねた時はその娘の事は知らないとシルヴァン皇帝陛下達も含め、そう答えなかったか?」
レンの事を最初から知っていたにも関わらず隠していたサフィナをジンは真剣な表情で見上げて尋ねた。
「………貴方達が尋ねたのは”レン・ヘイワーズ”。その名前の子供に関して知らないのは事実です。」
「クッ………そういう事か……!」
「普通、隠していても知っていたのなら、少しは表情に出すんだけどねぇ………さすがは”大陸最強”の国を統べる王や妃と言ったところか。」
サフィナの答えを聞いたジンは悔しがり、オリビエはレンを知っていながらもその様子を一切出さなかったシルヴァン達に畏怖を抱き、溜息を吐いた。
「クスクスクス………本当にご苦労さまね、オ・バ・サ・ン?」
そしてレンは上品に笑いながら、カノーネを挑発した。
「こ、小娘が〜!!このわたくしをよくも騙してくれたわね!!貴様だけは許しませんわ!」
レンの挑発に乗り、怒り心頭だったカノーネは痛む身体を無視してレンに銃弾を放ったが
「うふふ。」
レンは片手で簡易結界を展開して、防いだ。
「う、嘘!?あれってプリネ達が防御とかによく使っていた簡易結界じゃない!」
「し、信じられない……!あれはかなりの高度な魔術のハズよ!?」
レンが簡易結界を使った事にエステルとシェラザードは驚いた。
「うふふ、だってレンは何でもできるんだから♪………さて、おしゃべりはここまで
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