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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第39話
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を利用しようとしているだけだ!」

カノーネの答えに驚いたエステルはデュナンを信じられない表情で見たが、デュナンは心底嫌そうな表情で否定した。

「うーん、何か本気で嫌がっとるみたいやねぇ。」

「元大尉さん、いい加減本音を言ったらどうかしら?本当の目的はリシャール大佐の解放でしょう?」

「ええっ!?」

ケビンはデュナンの状態を見て呟き、シェラザードの推測にエステルは驚いた。

「うふふ、そこまで判っているなら話が早い……。―――これより『再決起作戦』を開始する!あなたたち!2分間だけ持たせなさい!」

「イエス・マム!」

そしてカノーネは特務兵達に指示をした後、数名の特務兵達と倉庫の中に入った。

「こら、待ちなさいよ!公爵さんはともかくレンは解放してくれても……」

エステル達はカノーネを追おうとしたが、特務兵達に道を阻まれた。

「大尉殿の決意と覚悟、邪魔させるわけにはいかん!」

「来い、ギルドの犬ども!」

「こ、この〜っ……」

「いい度胸ね……可愛がってあげるわ!」

そしてエステル達は倉庫を守る特務兵達と戦闘を開始した!特務兵達自身はエステル達にとって敵ではなかったが、数が多かった為、多少手間取りながらも倒した。



「く、くそっ……」

「何て奴等だ……」

「往生際が悪いわよ!ほら、とっととどきなさい……」

エステル達の攻撃によって蹲って呟いている特務兵達にエステルは怒鳴ったその時、倉庫の扉が突如内側からへこんだ!

「わわっ……」

「な、なんや!?」

「まさか……これが設計図の……」

「ははは……間に合ったようだな……」

「じょ、情報部に栄光あれ!」

そして扉が何かによって吹っ飛んだ!

「きゃああっ!」

「こ、こいつは……」

すると中から大型の戦車が現れた!

「せ、戦車……!?」

「これが『オルグイユ』……」

戦車――オルグイユが進んで来たのでエステル達は急いで後退した。

「どうかしら……この『オルグイユ』は?情報部が独自に開発していた最新鋭・高機動の導力戦車よ。火力はエレボニア製戦車の2倍―――ほぼ警備飛行艇に匹敵するわ。」

オルグイユを見て驚いているエステル達に戦車のハッチの中からカノーネが出て、勝ち誇った笑みで答えた。

「また、ゴッツイもんを……」

「ム、ムチャクチャだわ……」

カノーネの説明を聞き、オルグイユを見たケビンは予想外の敵に溜息を吐き、エステルはカノーネを睨んだ。

「これを動かせるだけの高出力なエンジンがなかったので完成一歩手前で保管されたけど……。まさか『アルセイユ』の新型エンジンが手に入るなんてね。うふふ、空の女神はわた
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