第37話
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来たケビンにエステルは切羽つまった様子で尋ねた。
「へっ……誰かって。まさかエステルちゃんもここで待ち合わせしとんの?」
「う、うん……。……って、ケビンさんも?」
ケビンの答えを聞いたエステルは首を傾げて尋ねた。
「ああ……手紙に呼び出されてな。」
「あ、あたしもだ。えへへ、面白い偶然もあるもんね。」
「はは、そうやねー。―――って、そんな偶然あるかいっ!」
「や、やっぱり?それじゃあケビンさんもヨシュアに呼び出されて……」
ケビンの突っ込みに苦笑したエステルは尋ねたが
「ヨシュア?それって……例のカレシやったっけ?」
「う、うん……」
「し、知らんかったわ……。ヨシュア君って実はいい年したオッサンやったんか。そりゃ、愛があれば年の差なんて問題あらへんけど……。それやったらオレかて充分チャンスは……」
「あのー。微妙に話が噛み合ってないんですけど。ケビンさんは誰からの手紙で呼び出されたわけ?」
話が噛み合っていない事に首を傾げ、エステルは尋ねた。
「ああ、グランセル大聖堂にオレ宛ての手紙が届けられてな。届けたのは、身なりの良さそうな中年男性だったらしけど……」
「ヨ、ヨシュアはあたしと同い年だってば!オジサンなはずないでしょっ!」
「あ、やっぱり?や〜。オレもなんかおかしいと思ったんよね。」
「よく言うわよ……。でも、それって一体どういうことなの?………も、もしかして………」
ケビンの答えに呆れたエステルは真剣な表情で考え込んだ。
「2人を始末するための罠!?」
「なんやて……?」
エステルの答えを聞いたケビンは真剣な表情になった。そしてその時、エステル達の元に空を飛ぶ機械兵器が近付いて来た!
「なっ……」
「マジか……」
自分達を囲むように着地した機械兵器を見て、エステルとケビンは驚いた。
「チッ、人違いですって雰囲気でもなさそうやな……」
ケビンは舌打ちをして、獲物であるボウガンを構えた。
「うん………来るわ!」
そしてエステル達は戦闘を開始した!
「…………」
「っと!」
機械兵器の一体が手らしきものでエステルを攻撃したが、エステルは武器で防御した。
「そこやっ!」
そこにケビンがボウガンから矢を放って、敵を攻撃し
「ヤッ!」
エステルが止めを刺した!しかし、いつの間にか駆動を始めていたもう一体の機械兵器がアーツを放った!
「あいたぁ!」
「きゃっ!」
機械兵器が放ったアーツ――『ダークマタ―改』を受けたケビンとエステルは呻いたが
「今助けたるっ!そらっ!」
ケビンは首にかかっている『星杯』が彫
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