外伝〜道化師との邂逅〜
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さいッ!」
カンパネルラの行動に気付いたシェラザードは鞭を震ったが、命中する事はなくカンパネルラは一瞬にして姿を消した。
「………………………………」
「………………………………。シェラ先輩……あの……」
黙ってカンパネルラが消えた場所を睨んでいるシェラザードにアネラスは悲しそうな表情で声をかけた。
「……ええ……。苦痛を感じずに逝けたのならいいんだけど……。いずれにせよ……このままにはしておけないわね。アネラス、悪いんだけどシーツを調達してきてくれる?」
シェラザードはバラバラになった特務兵達を見た後、アネラスを見て指示をした。
「は、はい……!あれ……?」
シェラザードの指示に頷いたアネラスだったが、近くに落ちている腕を拾って、腕をよく見た。
「ちょ、ちょっと!?」
「あの、シェラ先輩……この腕……作り物みたいなんですけど。」
「えっ……!?」
アネラスの答えを驚いたシェラザードは特務兵達の残骸を調べた。
「歯車にゼンマイ……それに結晶回路の破片……それにこれは石……のわりには魔力が籠っているわね………かと言って”魔力石”じゃないし………何故魔力石に似た物があるかわからないけど、ひょっとしてこれ……」
「自律的に行動する導力人形……いわゆる人形兵器ってヤツやろうね。」
残骸を見てシェラザードが呟いたその時、2人以外の声が聞こえ、テントの後ろから声の主――ケビンが現れた。
「えっ……」
「あなた、確か……!」
「おっと、オレのこと覚えとってくれたみたいやね。改めて―――七耀教会の巡回神父、ケビン・グラハム言いますわ。シェラザード・ハーヴェイさんとアネラス・エルフィードさんやね?物は相談なんやけど……お互い、情報交換せぇへんか?」
ケビンと邂逅したシェラザード達はケビンの事情を聞き、情報交換をした後、ケビンと共にある場所に向かった。一方その頃、ボースの街道でも特務兵達が集団で行動していた。
〜西ボース街道〜
「どりゃあああああっ!」
特務兵達が歩いていると木の上に隠れていたドルンが飛び降りて、導力砲を特務兵達に撃った!
「キール、お次だ!」
「任せろ、兄貴!」
ドルンに言われたキールはドルンの攻撃で怯んでいる特務兵達に木の陰から現れて、爆弾を投げた!
「ジョゼット!」
「オッケー!」
そしてキールと反対側の木の陰に隠れていたジョゼットは爆弾を投げた後、銃を撃って、爆弾を引火させて、2人の攻撃でダメージを受け、怯んでいる特務兵達にさらにダメージを与え、怯ませた!
「ヨシュア!」
ジョゼットがヨシュアの名を呼ぶと、ヨシュアは音もなく姿を現し
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