外伝〜道化師との邂逅〜
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が名乗り上げると2人は武器を構えた!
「あなた……何でこんな場所にいるの?特務兵の残党と一緒に何をしようとしているわけ?」
シェラザードはカンパネルラを警戒しながら尋ねた。
「うふふ、今回の僕の役割はあくまで『見届け役』なんだ。具体的な計画のことを僕に尋ねるのは筋違いだよ。というか僕も知らないしね。」
「『見届け役』ですって?」
カンパネルラの答えにシェラザードは眉を顰めた。
「それと一つ言っておこう。『お茶会』に関しては僕達は一切関与していない。そこに倒れている彼らに関しては僕が『お茶会』の主催者の計画を少し利用しただけさ。」
「え!?じゃ、じゃあ、どこの組織が!?」
カンパネルラの話を聞いたアネラスは驚いて尋ねた。
「うふふ……それは自分達で突きとめてみせなよ♪」
「……言われなくとも、そうするわよ。」
笑顔のカンパネルラをシェラザードは睨みながら答えた。
「ま、『お茶会』に参加するなら急いだ方がいいかもしれないよ。どこで開かれるかは知らないけど少なくともここじゃないのは確かさ。それとも、ここで僕と一緒に夜明けのコーヒーでも飲もうか?」
「………………………………」
「え、えっと君……。まだ若いみたいだけど本当に『結社』の人間なの?悪いことは言わないからそんなの止めちゃったほうがいいよ。」
緊迫した状況からは考えられないカンパネルラの誘いの言葉を聞いたシェラザードは黙って睨み、アネラスは戸惑いながら尋ねた後、説得しようとした。
「うふふ、優しいお姉さんだなぁ。でも、道化師のことを笑い者にするのならともかく……心配するのはマナー違反だね。」
「え……」
カンパネルラの言葉にアネラスが驚いたその時、カンパネルラは指を鳴らした!すると倒れていた特務兵達が起き上がった!
「う、うそ!?」
「そんな……完全に戦闘不能にしたはずよ!」
起き上がった特務兵達を見て、アネラスは信じられない表情で驚いていた。
「うふふ、だから君たち遊撃士ってのは甘いんだよね。やるんだったら徹底的に壊すつもりじゃないと♪」
そしてカンパネルラはもう一度指を鳴らした!すると特務兵達は突如、爆発を起こし、砕け散った!
「くっ……」
「あうっ……」
爆発の衝撃によってシェラザード達は怯んだ。
「な、なんてことを……!」
「ひどい……こんなのって……」
「あはは、驚いた?なかなかよく出来たビックリ箱だろう?うふふ、これにて今宵のショウはおしまいさ。それでは皆様、ご機嫌よう。」
バラバラになった特務兵達を見て青褪めているシェラザード達に楽しそうな表情で答えたカンパネルラは一礼をし、消えようとした。
「待ちな
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