第八話お休みの日
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直接送ってこなかった事がお気に召さなかったらしい。
「で、キリトは何時からだって?」
ここでサイガの超能力発動、メッセージの内容を予言したようだ。
「なんでわかるの……」
「ま、俺とキリトの中だから、な」
「?何時って?」
「ナギのデビュー戦だよ」
「え…」
「はあ、明日の昼12時からだそうよ」
12時、サイガも含め全員が一様にそれぞれの岩を見た。進行具合は、三分の一といったところか。
「…間に合うかな…」
「余裕だ、ガンガン殴れ」
「あのね、私もナギもか弱い女の子なのよ」
「……どこがか弱いんだよ」
つい口が滑ってしまった。目の前に立つは、修羅。
「何か」
「なんでもないです」
「サイガさんは何日くらいで割ったんですか?」
「俺は一日だ」
「「「…………」」」
サイガは皮肉や、弄りなど隙あらばしてくるが少し天然なところがあったりする。今回は素で答えたようだ。
「お前ら固まるの好きだよな」
「好きで固まってるんじゃないのよ…」
「恐ろしいというか何というか…」
「一日中叩き続ければすぐ割れるはずだけど」
サイガは食事、睡眠、休憩、などを全て除き本当に一日中叩き続け割った。
「サイガ君の事だから寝る時間を削ったりしたんでしょ?」
「うん、寝なかった」
「……食事は?……」
「何にも」
「何にも!?」
「食べなくても「ダメッ!!」!?、!?」
いきなりの大声と、ナギの怒った表情にサイガは驚き思考が止まった。
「お腹減ったら集中できないでしょ!!!」
「あ…ええと…」
「わかった?」
「は…はい…」
ナギの気迫に押され、サイガはコクコクと頷く事しかできなかった。
「後、ちゃんと寝る事!!疲れが取れないくなっちゃうじゃない!!!」
「…はい」
「ご飯は一日3回!寝れる時は寝る!わかった!!?」
「…一日…3回ですか……」
「3回ですかって、サイガ君はどんな生活してたの!?」
「いや…一日一回食べるかどうかぐらいで…」
確かにVR空間での食事有無は現実世界の肉体的に関係はない。だが、精神的には大有りでこれらを使ったダイエット法も考えられている。第一層でコルを稼げずに、極限の飢餓状態に陥った為命を絶ったものは少なくない。
故にSAOでの食事は現実世界のそれより大切なのだ。
「…何て言えばいいんだろ…」
「まともに相手しちゃ……ダメだね」
「なるほど!空腹時の集中力を利用したんですね!」
三者三様の反応、ネズハが実践するといったのでナギが全力で止めた。
「で、今サイガ君は食糧持ってるの?」
「もちろんですよ」
そ
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