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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第144話
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ーは静かな笑みを浮かべ
「クク……中々楽しませてもらえただの。」
「フフ、次は私に譲ってね♪」
不敵な笑みを浮かべてシグムントを見つめているハイシェラをカーリアンは口元に笑みを浮かべて見つめて言った。
「これで今回の作戦の正念場は超えたな……」
「ええ。」
「クク、だが”本番”はここからだよなぁ?」
ヴァイスの呟いた言葉にアルは頷き、ギュランドロスは獰猛な笑みを浮かべ
「にしても、あの天使、とんでもない腹黒女よね〜。ルイーネすら比べ物にならないじゃない。」
「あらあら♪それはお互い様でしょう?エルファティシアさん♪」
苦笑するエルファティシアに視線を向けられたルイーネは微笑み
「あはは!本当にあの天使って、凄いよね〜。エル姉でもここまで予想できないよね?」
「………そうですね。私も彼女の戦術眼や敵の行動を先読みする能力を見習わなければなりませんね。」
口元に笑みを浮かべたパティルナの言葉にエルミナは静かな表情で頷いた。
「―――あった。」
その時シグムントの懐を探っていたヴァイスはシグムントの懐にあった書状を手に入れて口元に笑みを浮かべ
「局長、それは一体……?」
「!!まさか……帝国政府の委任状ですか!?」
ヴァイスが持っている書状に気付いたロイドは首を傾げ、ある事に察したエリィは表情を厳しくした。
「ああ。赤い星座にエレボニア帝国宰相、皇族を狙った不届きなテロリスト達を処刑する事を許可した帝国政府が渡した委任状だ。」
「!やはり……!」
「政府がそんな委任状を作るなんて滅茶苦茶です……」
ヴァイスの答えを聞いたエリィは唇を噛みしめ、ティオは疲れた表情で呟き
「―――それだけじゃないわ。赤い星座にテロリスト達を処刑する事によって”鉄血宰相”は政治的に利用としていたのよ。」
「なっ!?」
「……ま、まさか………!」
そしてルイーネが呟いた言葉を聞いてある事を察したロイドは驚いた後厳しい表情をし、エリィは怒りの表情になり
「―――ま、お前達が想像している通りだと思うぜ?―――だが、その計画も今この場で完全崩壊してしまった。そして”鉄血”は今回の件で政治的に追い詰められる立場になるぜぇ?」
ギュランドロスは頷いた後凶悪な笑みを浮かべた。
「ええっ!?」
「あの怪物みたいな人がですか……!?」
ギュランドロスの言葉を聞いたエリィやティオは驚き
「―――まさか!それも全てルファ姉の策なんですか!?」
ロイドは驚きの表情で尋ね
「―――ええ。それでは手分けして赤い星座の拘束を手伝って下さい。」
アルは頷いた後ロイド達に指示
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