第24話
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んだ。
(………よりにもよって一番厄介な性格をした相手がこんなにも早く出て来るとはな………)
(どうやらニル達が出る必要があるかもしれないわね………)
エステルの身体の中から事の成り行きを見守っていたサエラブとニルはヴァルターを睨んでいた。
「クク、そう恐い顔するなって。俺はな、潤いのある人生には適度な刺激が必要だと思うのさ。いわゆる、手に汗握るスリルとサスペンスってやつだ。いつ自分が死ぬとも分からない……そんなギリギリの所に自分を置く。どうだ……ゾクゾクしてこねぇか。」
「ケッ……マゾ野郎が。だが、これでようやく判ったぜ。てめえ―――俺たちを誘き寄せやがったな?」
ヴァルターの問いに呆れたアガットはヴァルターを睨んで尋ねた。
「え……!?」
「思わせぶりな各地の目撃情報……。要塞で地震があった直後にエルモの源泉が沸騰し始めたこと……。全て露骨な誘導情報だったんですね。」
アガットの問いにエステルは驚き、クロ―ゼは今までの事を思い出して説明した。
「そんな……」
「ミント達を呼ぶためだけにこんな事をするなんて………!」
クロ―ゼの説明を聞いたエステルは信じられない表情をし、ミントはヴァルターを睨んだ。
「ま、半分正解ってとこだな。それじゃあ早速、味見をさせてもらうぜ……。てめぇらという刺激をな♪」
そしてヴァルターは指を鳴らした!すると地面から巨大なミミズが何匹も出て来た!
「やああん!?」
「ふええ!?大きなミミズさん!?」
「な、なにコイツら!?」
巨大なミミズの登場にティータは悲鳴を上げ、ミントとエステルは驚いた。
「このあたりに棲息しているミミズさ。七耀脈が活性化したことでここまで馬鹿でかくなりやがった。ま、せいぜい遊んでやってくれや。」
「ふ、ふざけんじゃないわよ!この卑怯者!正々堂々と勝負しなさいよね!」
「ほっとけ!今はこいつらの相手が先だ!」
「……来ます!」
そしてエステル達は巨大なミミズとの戦闘を開始した!巨大なミミズはダメージを与えると地震を起こして、全員にダメージを与えて来たので手強かったが、エステル達は協力して何とか全て仕留めた。
「何とか追い払った……」
「こ、恐かったぁ〜……」
「それも強かったよ〜………」
「ふう……。手強い相手でしたね。」
巨大なミミズ達を倒し終えたエステル達は安堵の溜息を吐いた。
「んー、こいつはちょいと見込み違いだったか……?もうちょいマシかと思ったが。」
「ケッ、見くびるんじゃねえぜ。あの程度の魔獣なら今まで何度も倒してるっての。」
ヴァルターの呟きを聞いたアガットは鼻を鳴らし
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