第十七話 イタリカの戦い3
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「は、はい!」
バリケードの外にいる市民兵は急いで柵の中に入っていく。それを逃がさないと言わんばかりに迫る盗賊達だが、それも伊丹達の銃撃によって無駄に命を落としていくだけに終わった。伊丹達は銃撃だけでなく手榴弾をバリケードの所に何とか迫ろうとする盗賊達に向けて投げつけた。
その数秒後に突然と爆発を起こして、密集していた盗賊達は手榴弾の爆発に巻き込まれて負傷、または死亡した。
「な、なんだこれは!?」
「いてええよ!!」
「魔法か!?」
訳も分からず自分達が次々と命を落としていく光景に盗賊達は混乱するが、更なる悲劇が盗賊達を襲う。今まで静かにしていたロウリィが突然とハルバートを掲げて盗賊達に突撃していき、更に栗林もロウリィに続けて言わんばかりに突撃を実行に移して、アナも剣を取り出して同じように盗賊達に切りかかった。
「あの突撃馬鹿!」
「くそ、三人を援護しろ!絶対に後ろを取らせるな!」
「了解!」
特地でも有名な死神ロウリィが戦線に加わり、第三偵察隊……いや自衛隊きっての近接戦闘の猛者である栗林にブルーム王国の異才と称された将軍であるアナまで参戦した事により、事態は混乱する。数ではこっちが勝っているのに、たった数名の援軍だけでここまで自分達が劣勢になっている事に盗賊達は驚きが隠せなかった。
だが、盗賊達の不幸は更に続く。上空から突然の銃撃が盗賊達に襲いかかったのだ。
ーーー。
自衛隊の第四戦闘団より先にアカツキ帝国空軍の第23航空団が到着した。レシプロ機とはいえ、最高速度ではヘリよりも早い為に、第23航空団が先に東門に集中している盗賊達に向けてパイロンに装着しているロケット弾を撃ち込んだ。
流星によるロケット弾攻撃により、東門の外にいた盗賊達は吹き飛ばされていく。そして烈風と既にロケット弾を撃ち終わった流星達による20mm機関砲は、地上に向けて機銃掃射が行われた。烈風と流星の機銃掃射により盗賊達は次々と命を落としていく。
そしてこれに続けと言わんばかりに、今度は健軍一等陸佐率いる第四戦闘団が到着して攻撃を開始した。
「アカツキ帝国軍に負けるな!地上攻撃は、俺達ヘリ部隊が十八番だって教えてやれ!」
健軍一等陸佐は無線で部下達に激を飛ばす。第四戦闘団のヘリであるUH-1やAH-1を筆頭としたヘリ部隊はAH-1は、20mmガトリング砲とロケット弾の雨が襲いかかり、UH-1のドアガンナーのM2重機関銃の12・7mmNATO弾が盗賊達に襲いかかる。空中からの突然の機銃掃射とロケット弾の雨に、盗賊達は混乱の極みに達する。
「くそ!」
中には上空にいるヘリ、戦闘機、攻撃機に向けて弓矢を放つが、しかし高速で移動するヘリや飛行機に攻撃しても届くことなく盗賊の弓兵
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