第113話
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が現れてからずっと気になっていたけどアニスさん、ジェイド中将に接する態度がわたし達と比べるとあからさまに違い過ぎる。」
二人の会話を冷や汗をかいて表情を引き攣らせて聞いていたロイドやケビン、ヨシュアは疲れた表情で溜息を吐き、リースはジト目で二人を見つめていた。その後庭園に戻ったケビン達は封印石を解放した。
〜隠者の庭園〜
「お、この人は確か……」
「また、知り合い……?」
封印石から解放された光の球の中にいる人物を見て目を丸くしているケビンの様子を見たリースはケビンに訊ね
「フフ、まさか彼程の猛者がこのタイミングで解放されるとはね。」
「しかし、何でアリーナとあいつが関係があるんだ……?」
「彼は武術大会の決勝戦で僕達と戦いましたから、あの場所に縁があると言ってもおかしくありません。」
アーシアの言葉に続くように首を傾げたフレンの疑問にヨシュアが答えた。
「ちょっ!?中将、あの男って……!」
「…………フム…………どうやら異世界で私達に関係している人物達の身に尋常ならざる事が起こった可能性が出てきたかもしれませんね。」
「………?」
一方光の球の中にいる人物を見て驚いたアニスに視線を向けられたジェイドは真剣な表情で考え込み始め、二人の様子に気づいたロイドは不思議そうな表情をした。そして光が消えると光の中からバダックが現れた!
「くっ、俺とした事が……―――何者だ!?この俺を”獅子王”と知っての襲撃か!?…………な。」
光の中から現れたバダックは目を開けると同時にバックステップをして武器を構えたが、目の前にいるケビン達に気づくと呆けた。
「……お久しぶりです、バダック殿。」
「お前達は………これは一体どういう状況だ……?」
ユリア大尉に声をかけられたバダックは戦闘の構えを解いた後周囲を見回して戸惑ったが
「―――どういう状況になっているのかは私達が貴方に向けて言う台詞なのですけどねぇ。」
「何……?――――!お前は……”ネクロマンサー”!?それに”導師守護役”まで……!何故お前達がゼムリア大陸に……!」
ジェイドに声をかけられると信じられない表情で声を上げてジェイドとアニスを見つめた。
「へ………」
「まさかジェイド中将達はバダック殿とお知り合いなのですか?」
バダックとジェイドの様子を見たケビンは呆け、ミュラー少佐は驚きの表情でジェイドに訊ね
「ふえっ!?で、でも二人は異世界の人だから……二人とバダックさんが知り合いって事は……」
「………バダックさんもジェイド中将達の世界――――つまりは異世界の人……と言う事になるね。」
「い、一体何がど
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