第23話
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冷静に答えた。
「1番から3番までの全ての測定器に変化あり!地下の七耀脈の動きが活発になっているようです!」
「うむ、そのままモニターを続けるがいい。通信が遮断した時には報告。」
「了解しました!」
「3地点からの情報をリアルタイムに解析開始……。現時点での最大の地震波収束地点を検索……。座標【12、73、378.02】。ほほう……そうきたか。」
博士はカぺルを操作して、一人納得していた。
「ど、どうしたの?」
事情がわかっている博士にエステルは尋ねた。
「今現在、地震が発生している場所が分かった。レイストン要塞じゃ。」
「!!!」
「え!」
「なんだと!?」
そして地震が発生している場所を知ったエステルとミント、アガットは驚いた。
その頃、レイストン要塞では地震が起こっていた。
〜同時刻・レイストン要塞・中庭〜
「な、なんだ!?」
「敵の爆撃!?」
訓練をしていた兵士達だったが、突如地面が揺れ出した事にうろたえた。
「お、落ち着け!ただの地震だ!列を乱さずに待機!」
その様子を見た上官が慌てながら命令をした。
〜レイストン要塞・司令部室〜
「准将、これは……!」
その頃シードは驚いた表情でカシウスを見た。
「ふむ、読みが当たったか。念のため、発着場の作業を止めておいたのは正解だったな。」
「むむ、まさかお前の言った通りに揺れるとは……。カシウス……どんな魔法を使ったのだ?」
カシウスの推測が的中した事に唸ったモルガンはカシウスに尋ねた。
「なに……。相手の立場で考えただけです。3回の『予行演習』の後……次の標的はどこが効果的かとね。」
〜中央工房・演算室〜
「工房長!レイストン要塞から連絡です!つい今しがた、中規模の地震が発生したそうです!」
レイストン要塞の地震が収まったその頃、受付が慌てた様子で演算室に入って来て報告した。
「やはりか……」
「ひ、被害はどうなったの!?」
報告を聞いた博士は納得した表情で頷き、エステルは心配そうな表情で尋ねた。
「幸い、ケガ人は殆ど出なかったそうです。どうやら、前もって地震に備えていたようですね。」
「よ、よかったぁ〜……」
「さすがはカシウス。危機管理は万全じゃったか。さてと……。こちらの解析も終了したか。」
報告を聞きカシウスに感心した博士はディスプレイに映った解析結果を確認していった。
「ふむ……なになに……。ほうほう……これは興味深いのう……」
「な、なにか判った?」
「まあ、そう焦るでない。これによる
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