外伝〜冥界の守護者達との再会〜
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る大門の先を見て、呟いた。
「………イリーナさん。いくら彼女達と縁があるとはいえ………さすがに既に死んだ方と会わせる事はできないわ。」
「………わかっています。でも、お父様やお母様もきっとここに来たんですね………」
ペテレーネの忠告に頷いたイリーナは大門を見続けていた。その一方イリーナの事を知ったリタが表情を輝かしてリウイに尋ねた。
「あの………お妃様が今ああして、生きているのですから、主やエクリアちゃんは……!」
「………”あいつ”が転生した以上、もう奴らに用はない。」
「そうですか………!やったね、ナベリウス!主を狙う敵も減ったし、エクリアちゃんももう狙われないよ!」
「おおー…………セリカの………敵………減った…………嬉しい…………」
リウイの話を聞いたリタとナベリウスは喜んでいた。、
「フフ………そうだ。これ、私が作ってみたんです。よければどうぞ。」
2人の様子を微笑んで見ていたプリネは2人にお菓子を差し出した。
「わあ………いい匂い………!プリネちゃんが作ったんだ………!ありがとう。」
「甘い………匂い……ありが……とう………」
差し出されたお菓子を受け取った2人はプリネにお礼を言った。そしてリタは表情を戻し、リウイ達にある事を尋ねた。
「あの………貴方達に最後に会ってしばらくしてから、以前より多くの魂が来るんです。それも戦争とかで死んだ人ばかりじゃなく、普通に寿命や事故で死んだ人の数――それも人間の方の数が前より多くなったんです。もし何か知っていれば、教えてもらえませんか?」
「………………」
リタに尋ねられたリウイは黙って考えていた。
「お父様。2人にはイリーナ様の事を教えて頂いたご恩もありますし……」
「………ああ。そちらにも知らせるべきだったな。」
プリネに言われたリウイは頷いた後、リタ達に異世界の存在を話した。
「………そうですか。異世界の方達の魂がこちらに流れて来ていたんですね………道理で今まで見た事ない服を着ていた訳です。」
「………見覚えのない……服装……みんな………きていた……………」
リタの言葉にナベリウスは頷いていた。
「…………タルちゃん……?………え…………わかった…………」
そしてナベリウスが突如首を傾げて呟いた後、リタを見た。
「ナベリウス?タルタロス様は何を言われたの?」
「リタ………しばらく………向こうに………行って………調べて………来て……ってタルちゃんが………」
「え!?………わかったわ。」
ナベリウスの話を聞いたリタは驚いた後、頷いた。そして真剣な表情でリウイ達を見た。
「あの……実はお願いがあるのですが。」
「
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