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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第138話
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いたダドリーは驚きのあまり口をパクパクし、セルゲイは口元に笑みを浮かべ、ランディは嬉しそうな表情で声を上げ、ティオは驚きの表情で呟き、キーアは無邪気な笑顔を浮かべた。



「そう言えばルファ姉。肝心の”赤い星座”と”黒月”をクロスベルから追い出す方法をまだ聞いてないけど……」

「先程聞かせて頂いたテロリスト達の行動の予測とは関係ないと思われるのですが……」

その時ある事を思い出したロイドとエリィは不思議そうな表情で尋ねたが

「フッ、それに関しては当日にわかる。」

「ええ。二大国の政府すらもその二つの組織の逮捕を認めるような出来事が必ず起こるから安心しなさい。それと今回の作戦、くれぐれも二大国の関係者は勿論そうだけど、誰にも話さないようにね。」

ヴァイスとルファディエルはそれぞれ答えを誤魔化した。



そしてロイド達は明日に備えて身体を休めた。



8月31日――――



同日、8:00――――



〜特務支援課〜



翌朝ツーヤと合流したロイド達はティオが端末を操作して支援要請を確認した。

「……やっぱり幾つか新しいのが来ているか。うーん、どれも結構気にはなるけど……」

「時間に余裕があれば立ち寄ってみましょう。午前中だったら自由に動けそうだし。」

「車を使えば郊外にも移動できそうですね。」

「車ですか……ちょっと楽しみですね。何でもZCFが開発した導力車だとか?」

ノエルの言葉を聞いたティオは静かな笑みを浮かべて尋ねた。



「おお、一課の連中も見返せそうな新型だぜ。」

「ロイドさん達の話ではティータちゃんとの交流を通じて、ラッセル博士に直接交渉して手に入れたそうだよ。」

ティオの質問にランディは嬉しそうな表情で頷き、ツーヤが説明を捕捉した。



「ティータさんですか。なるほど……”影の国”でできた縁を存分に活用しているのですね、ヴァイスさんは。フフ、さすがは元・皇帝と言った所ですか……」

ツーヤの話を聞いたティオは目を丸くして呟いた後、静かな笑みを浮かべて言った。

「え……」

「もしかしてティオちゃんはそのラッセル博士のお孫さんという方を知っているの?」

ティオの言葉を聞いたエリィは呆け、ノエルは驚きの表情で尋ねた。



「はい。ティータさんとも”影の国”で出会い、共に戦った仲間です。……私やレンさんと年齢が近く、色々と話があい、その事が切っ掛けで仲良くなりまして。今でも文通や導力通信で連絡を取り合って、交流があるんです。」

「ハハ、またもや”影の国”とやらの縁か。」

そしてティオの答えを聞いたランディは苦笑していた。

「ティオ、昨日着
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