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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第136話
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るものを全て否定された気分ですから。」
「教養、学力、武術……実際の戦争にそんなものは何の役にも立たないんですね。」
「……まあ、そうだね。単に”戦争”をやるだけならそんなものは必要ない。」
「重要なのは、純粋な兵力と最新兵器と総合的な火力……それらを活かせる戦術と効果的に運用できる戦略か。」
マキアスとエマの話にフィーは頷き、ガイウスは静かな表情で語った。
「……”アハツェン”にしても想像以上だったわね。2年前、母様が正規軍に自信満々に売り込んでたのは覚えているけど……」
「”兵器”……わたくしとツーヤお姉様の世界にはなかった恐ろしい存在ですわね……」
「正直……私も少しばかり気落ちしている。あのような兵器が主役の戦場で剣が活かせるとは思えぬからな。」
複雑そうな表情で語ったアリサに続くようにセレーネとラウラは重々しい様子を纏って呟いた。
「うーん、だからといって武術が役に立たないわけじゃないとは思うけど。」
「だが……俺達は少し勘違いをしてたのかもしれない。今日、演習場で見たのは混じりけのない”力”だろう。理念も理想も関係なく―――振るわれたら単純に結果だけをもたらすような”力”だ。」
「確かに……」
「剣にしろ、銃にしろ、その意味では延長線上にあるな。」
リィンの話にエマとラウラはそれぞれ頷いた。
「……この要塞に格納されてる”列車砲”なんかもそうね。」
「……そう考えると今回の演習を僕達に見えた理由が何となく見えて来た気がするな。」
「フン……随分持って回ったやり方だが。」
アリサとマキアスの話を聞いていたユーシスは鼻を鳴らした。
「……ていうかさ。話を聞いて疑問に思ったけど、あんな玩具、大した事ないよ?エヴリーヌ達の結界に罅一つ入れる事すら出来なかった上、滅茶苦茶脆かったし。」
「エ、エヴリーヌさん。」
「エヴリーヌさんは絶大な”力”を持つ”魔神”だからそんな事が言えると思うんだが……」
そしてエヴリーヌが呟いた言葉を聞いたセレーネは冷や汗をかき、リィンは複雑そうな表情で言った。
「あんな玩具、”魔神”や”神格者”じゃなくても鍛え上げられた”人間”だったら砲弾もかわせるし、破壊する事だって可能だよ。異種族なら”闇夜の眷属”じゃなくても獣人族なら持ち上げる事も可能だろうし、エルフなら結界で砲撃を防げるし、”竜”だったら、その身に砲撃を受けても平然としていると思うよ。」
「”規格外”の存在と”普通の人間”である俺達を一緒にするな、阿呆。」
エヴリーヌの説明を聞いたユーシスは呆れた表情で指摘し
「……だけど、エヴリーヌの言う事にも一理あるな。」
「実際
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