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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜演奏家の捜索〜前篇
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ても構わん。むしろそうしてもらった方が回収する際、こちらが楽になるしな。」
ミュラーとアルの会話を聞いていた仲間達は冷や汗をかいた後、演奏家の捜索を開始し、様々な場所を回りながら旧市街での捜索を開始する為に旧市街によった。
〜旧市街〜
「……んだと、コラァ!」
「アア!?文句ばっか言ってんじゃねえよ!」
ヴァイス達が旧市街に入ると言い争いの声が聞こえてきた。
「あの人達は確か”教団”の襲撃事件の時に見た……」
言い争いの声を聞いたツーヤが仲間達と共に声が聞こえてきた方向を見つめると、そこでは旧市街を根城にしている二つの不良集団の一つであり、ワジが以前率いていた不良集団―――”テスタメンツ”の好敵手である”サーベルバイパー”に所属する青年たちが言い争っていた。
「てめえ、スラッシュ……マジメに考えてんのか!?あのままヴァルドさんが酒に溺れて体でも壊したらどうすんだ、ア!?」
「だから、オレはそうならないように色々とアイディアを考えてるだろうが!!何にも思いつかねえからってカリカリすんなっつーの!」
「さっき『タワーの上で景色でも見れば、キゲン直るんじゃねーの』とか、軽く抜かしてやがったあれの事か!?ヴァルドさんの機嫌が高い所に上るくらいで直るんだったら誰も苦労しねえんだよ!!お前みたいなバカと一緒にすんじゃねえ、バカ!このバカ!!」
「て、てめェ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!3回も言いやがったな、コラァ!!一つもいいアイデアをださねえお前なんかの百倍はマシなんだよ!」
「んだと………!やろうってのか、アア!?」
そして言い争いの末、青年たちが互いが武器を構えて戦闘を開始しようとしたその時
「―――今すぐ喧嘩を止めろ!周りの人々に迷惑だ!」
ヴァイスが大声をで制止の声を叫び、仲間達と共に2人に近づいた。
「て、てめえらは………」
ヴァイス達を見た青年達はロイド達を睨み
「おいおい、仲間同士で武器まで持ち出すなんて、らしくねえんじゃねえのか?」
「ハッ……てめえらには関係ねえだろ!元はといえば……ワジ!!てめえがハンパなマネをやらかしたせいで……!!」
「そうだ……!ヴァルドさんがあんなことになっちまったのはワジのせいだ!全部てめえが悪いんだよ、ワジィ!」
ランディの忠告を無視し、怒りの表情でワジを睨んだ。
「……………………」
青年たちに睨まれる心当たりがあるワジは目を伏せて何も語らず
「ちょ、ちょっと待って!ワジ君はそんな……」
ノエルは慌てた様子で制止しようとしたが
「とにかく、このままじゃ収まらねえ……まずはてめらをブチのめしてやる!!」
「ヒャハ、そうだな
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