暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜遊撃士訓練への参加要請〜後篇
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聞いた村人達は解散し、それぞれの仕事に戻った。
「ああ、それと村長さん。場所を使わせてもらってありがとうね。おかげで、いい訓練になったよ。」
「いやいや、それを言うならこちらこそ。あんたたちには世話になっとるし、またいつでも何でも言ってくれ。それじゃあの。」
そして村人達に続くようにリンにお礼を言われた村長もその場から離れて自分の仕事に戻った。
「はは、まさかあんなに喜んでくれるとは思わなかったな。でも、リンさん……肝心の手合わせの内容はどうでしたか?」
「ああ、”剣帝”は勿論だけど、二人とも思っていた以上に手強くて身を持って驚かされたよ。訓練の成果も上々って所かな。」
「ふふ、でも私達も負けっぱなしは趣味じゃないから。またいつかリベンジさせてもらうわよ。」
「ええ、機会があれば是非お願いします。」
「フフ、アガットさんの事といい、人気者は大変ね?」
エオリアの言葉にロイドは頷き、プリネは苦笑しながらレーヴェを見つめ
「やれやれ……」
見つめられたレーヴェは呆れた表情で溜息を吐いた。
「あとはやっぱり、それぞれの戦闘スタイルを間近で見られた事が収穫だったかな。特にロイド、私にはあんたのトンファー術がなかなか興味深かったよ。確か警察で教えている制圧術の一種なんだったっけ?」
「ええ、よくご存知ですね。でも興味深いというのは……?」
「―――トンファーは東方にも伝わる武器だ。”泰斗流”の使い手が使えてもおかしくはない。」
リンの話を聞いて不思議そうな表情をしているロイドにレーヴェは説明した。
「まあ、それなりにね。他にも東方武具と呼ばれる様々なものは門下生時代に一通り扱ったけど……その観点から言わせてもらうとロイド、あんたの回転技はもしかしたら化けるかもしれない。」
「化けるって……技がより強力になるということですか?」
「まあ、あくまで可能性だけどね。アンタさえよければ、この場で指南してもいいけど……何だったら試してみるかい?」
「ええ、教えてもらえるなら是非!」
リンの申し出を聞いたロイドは嬉しそうな表情で頷いた。
「いいな〜、ロイド君。リンが人に物を教えるなんて、滅多にないことなんだからね。」
「この場にランディがいたら、間違いなくエオリアに指南して欲しいって言いそうね♪」
「確かにランディなら間違いなく言うでしょうね……」
エルファティシアの推測を聞いたエリィは苦笑し
「まあ、そんな事を言われても絶対パスするけど。」
「うふっ♪そして断られた時の反応も目に見えているわね♪」
「フフ、そうですね。」
(何気に酷い扱いをされていますね、ランディ
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