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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜遊撃士訓練への参加要請〜前篇
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「えっと、話がそれてしまいましたがリンさん。早速依頼の話を聞きたいんですけど……」
「ああ、説明させてもらう。といっても単純な話さ。付き合ってもらいたいのは他ならぬ私達自身の訓練―――つまりは私とエオリアのペアとアンタたちとで手合せをしたいんだ。」
「手合せということは……実戦形式で戦うわけですね。」
「でも、どうしてまた今になってそんな依頼を?」
依頼内容を聞いて疑問に思ったエリィは尋ねた。
「そりゃあ、ちょっと前だとヒヨッコ過ぎたからじゃない?」
エオリアの答えを聞いたロイド達は冷や汗をかき
「確かに返す言葉もありませんが……」
「ええ、胸に突き刺さるわね。」
「以前は日陰者の存在の上、一課からも疎まれる存在で精神的に大変だったそうね?」
ロイドとエリィは疲れた表情で答え、エルファティシアはからかいの表情で尋ねた。
「それを俺達と同じ支援課のエルファティシアさんが言いますか?」
「……エルファティシアさんが支援課に所属した頃は、見直されていた頃でしたから、そんな事が言えるんですよ……」
エルファティシアの質問にエリィと共に疲れた表情になったロイドは指摘し
「はは、まあいいじゃないか。その代わり今はもうアンタたちの実力を認めてるんだ。それこそ、私達が肌で感じておきたいと思う程にね。」
リンは苦笑しながらロイド達をフォローした。
「ちょうど私とリンの空き時間が重なることもわかって今しかないって思ったの。スコットとヴェンツェルには悪いんだけどね。」
「あはは、あの二人までいたらさらにとんでもない事になっていそうですけど。」
「こら、エオリア。ご主人様達の事を忘れているぞ!」
「アハハ、さすがにセリカさん達が相手だとロイド君達が可哀想よ?」
「あはは、お気遣いして頂きありがとうございます。でも確かに、こんな機会滅多にないですね。」
「で、どうする。受けてくれるかい。」
「ええ、できればそのつもりですけど……場所はどうするつもりなんですか?」
模擬戦の場所が気になったロイドはリン達に尋ねた。
「ああ、それなりに広くて生活の邪魔にならないってことで村の入口を考えている。村長の許可も取ってあるからいつでも使っていいとのことだ。既に準備ができてるんならすぐにでも始めたいんだが……」
「装備や買い物は大丈夫?準備が必要だったら待つけど。」
「そうですね……―――準備は出来ているのでさっそく移動してもいいですか?お二人の手合わせ、正式に引き受けさせていただきます。」
「ふふ、そうこなくっちゃ!」
「それじゃ、さっそく訓練開始ね!」
その後ロイド達はリン達と共に村の
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