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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜遊撃士訓練への参加要請〜前篇
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てた”猟兵団”の襲撃とどこかの誰かさんのお仲間さん達の妨害活動のせいなんだけどねぇ?」

リンと共に説明したエオリアは意味ありげな表情でレーヴェを見つめた。



「え。もしかしてその襲撃した犯人は……」

エオリアの話が気になったエリィは驚きの表情でレーヴェを見つめ

「―――当時の俺が鍛えてやった”ジェスター猟兵団”と奴等を補佐する形で遊撃士達の前に立ちはだかった”執行者”達だ。」

レーヴェは静かな表情で答えた。



「え、え〜と……」

「あら。じゃあ遊撃士達にとって、貴方は因縁がある相手なのね。」

レーヴェの答えを聞いたロイドは冷や汗をかいてレーヴェを見つめ、エルファティシアは目を丸くした。



「ハハ、”剣帝”というか”蛇”自体が因縁の相手なんだけどね。それにエステル達の活躍のお蔭で帝都―――ヘイムダルの支部とケルディックがメンフィル領になったお蔭で復活した支部、そして同じメンフィル領のセントアークにある支部を中心にエレボニア帝国での活動を再開したし、”剣帝”自体は直接関わっていないから、あたし達はそれほど気にしていないよ。」

「へ?」

「エステルさん達の活躍、ですか……?」

苦笑しながら答えたリンの話を聞いたロイドとエリィは首を傾げた。



「フフ、帝都の夏至祭の時に起こったトラブルでたまたま観光に来ていたエステルさん達が活躍して、それがきっかけになったそうです。」

「―――それ以前に”四大名門”によって不当に拘束された者を救出後その者を守る為に領邦軍を相手に大暴れをしたがな、」

「ええっ!?」

「エステルさん達がし、”四大名門”相手に逆らったんですか!?」

プリネと共に説明したレーヴェの話を聞いたロイドとエリィは驚き

「ちなみにその時はメティも共に戦って、多くの愚かな者達を薙ぎ払ってやったぞ!」

メティサーナは胸を張って答えた。



「ねえ、その”四大名門”とやらはそんなに凄いのかしら?」

「ええ。エレボニア帝国では皇族に次ぐ絶大な権力を持っている貴族なんです。」

エルファティシアに尋ねられたエリィは答え

「なるほどね。まあ、”姫神”がいるんだから、例え権力者でも勝てないわよ。」

「た、確かに……というか、エステル達、相変わらず大活躍しているようだな……」

「フェミリンス様は”女神”ですからね……武力で制圧しようと思っても返り討ちにされるのが目に見えてますし、加えてエステルさんとミントさんがメンフィル帝国の後ろ盾がありますから、例え”四大名門”でも強気には出れなかったんでしょうね。」

エルファティシアの答えを聞いたロイドとエリィは冷や汗をかいて納得した。




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