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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜お嬢様の捜索〜中篇
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眉を顰めたレーヴェの言葉を聞いたエルファティシアは血相を変えた。
「ん?おお、エリィにプリネ、それにレーヴェか!そう言えばお前達は”通商会議”の間は”特務支援課”に世話になっているのだった……な……?」
ロイド達に気付いたリフィアはロイド達の傍にいるエリゼに気付いて表情を青褪めさせ
「……やっと見つけたわよ。」
エリゼが膨大な威圧を纏って微笑みながらリフィアに近づいてきた。
「エ、エリゼ……」
近づいて来るエリゼを見たリフィアは身体をガタガタ震わせ
「リフィア?私が一緒なら外出くらいはしても構わないって、言ったわよね??どうして私に黙って出て行ったのかしら??」
「そ、それは……」
「エ、エリゼさん……?」
「リフィア殿下を呼び捨てにしている事もそうだけど、口調がさっきと比べると全然違うようね……」
「どうやら今まで猫を被っていたようね♪」
エリゼとリフィアの会話を聞いていたロイドとエリィは戸惑い、エルファティシアはからかいの表情で見つめていた。
「えっと……サティア様、ですよね……?」
一方プリネは戸惑いの表情でセリカ達に近づいてアイドスに尋ね
「フフ、残念ながら私は”サティア”じゃないわ。まあ、貴女と会うのはこれで2度目になるのだけど。」
「”2度目”……?」
アイドスの答えを聞いて首を傾げた。
「ええ。”影の国”の”冥き途”で会っているわよ。」
「ええっ!?貴女は一体誰なんですか!?」
「そちらの方は厳密に言えばサティア様の”封印石”を”手に入れる直前に戦った”人だよ、プリネちゃん。」
アイドスの話を聞いて驚いているプリネにリタは苦笑しながら答えた。
「サティア様の”封印石”を”手に入れる直前に戦った”……?―――――!!ま、まさか……!」
(えええええええええええええええっ!?ど、どどどどど、どうなっているの〜!?)
(馬鹿なっ!?奴が”影の国”の”試練”でセリカ達が止めを刺された瞬間を我もこの目で見ているぞ!?)
アイドスの正体がわかったプリネは目を見開き、ペルルは混乱し、アムドシアスは信じられない表情で声を上げた。
「ええ。―――アイドス・セイルーン。今はそう名乗っているわ。」
「”アイドス”―――まさかかつてアヴァタールに災厄を持ち込み、最後は”神殺し”の手によって葬られた”慈悲の大女神”!?」
アイドスの名前を聞いたエルファティシアは血相を変えてアイドスを見つめ
「アイドスを知っているのか?」
(まあ、そちらのエルフの女王はメルキアに住んでいたからな。白銀公あたりにでも聞いているのじゃろう。)
エルフ
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