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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜お嬢様の捜索〜中篇
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か僧院への道のりはバリケードで封鎖していたはずよね?一体誰が壊したのかしら……?」

「……破壊されたバリケードから魔力が感じられるわ。この魔力の属性は純粋…………という事は恐らく純粋魔術で破壊したのでしょうね。」

ロイドは破壊されたバリケードを見て驚き、エリィはバリケードを破壊した犯人が誰なのかを考え込み、エルファティシアは考え込んだ後言い

「―――十中八九殿下の魔術による仕業でしょうね。ハア…………」

「状況から考えるとエリゼさんの推測通りでしょうね……ハア……」

「やれやれ。よく今まで国際問題が起きなかったな。」

エリゼとプリネは疲れた表情で溜息を吐き、レーヴェは呆れた表情で言った。



「―――それより気を引き締めなさい。あの”僧院”から再びあの時――――”僧院”に幽霊や不死者達が現れた時と一緒の気配がするわよ。」

「へ……」

「エ、エルファティシアさん!じょ、冗談はやめてくださいよ!」

エルファティシアの警告を聞いたロイドは呆け、エリィは必死の表情で言った。しかしエリィの希望を打ち砕くかのように、鐘の音が鳴った!



「……………………」

鐘の音を聞いたエリィは表情を引き攣らせ

「―――この気配は……!」

「―――早速来たか。」

敵の気配を感じ取ったプリネとレーヴェがそれぞれ武器を構えると、人魂のような姿をした異様な姿の魔物が現れた!



「キャアアアアアアアアアアアアアアッ!!な、なんでまた現れるのよ!?」

「ちょ、エリィ!?は、離れてくれ!このままだと戦闘ができない……!」

するとエリィは悲鳴を上げた後ロイドの背中に強く抱き付いて身体を震わせ、抱き付かれたロイドは驚いた後言い

(くかかかかっ!役得だからいいじゃねえか!)

ギレゼルは陽気に笑い

「クッ……!エリゼさん!一端下がって下さい!」

ロイドはエリゼに警告をした。



「――――いえ、必要ありません。」

しかしエリゼは静かな表情で答えた後太刀を構え

「へ―――」

エリゼが構えた太刀を見たロイドが呆けたその時

「秘技―――――裏疾風!!」

エリゼは自身が持つ聖なる力が込められた白銀の太刀を一瞬で詰め寄って電光石火の速さで魔物達に叩き込み

「―――斬!!」

止めに斬撃波を放って止めを刺した!



「…………………」

エリゼの強さにロイドは口をパクパクさせ

「フッ、あれからまた腕を上げたようだな。」

「フフ、さすがはエクリア様とカシウス准将の教え子ですね。…………――――それよりロイドさん。これからどうしますか?」

レーヴェと共に感心したプリネはロイドに視線を向
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