第108話
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もしれませんね。」
ティータの疑問を聞いたフレンやアーシア、ロイドはそれぞれ考え込んでいた。
「…………………………ケビン神父、それからシスター・リース。君達は既にこの場所の探索を始めているそうだな?」
一方考え込んでいたユリア大尉はケビンとリースを見つめて訊ねた。
「ええ、まあ。」
「………まだ探索を始めてあまり経ってはいませんが。」
「ならば………私も是非、協力させてほしい。部下達の安否も気になるしアルセイユが動かない理由も確かめる必要がある………そのためには君達に協力させてもらうのが一番の近道のようだ。」
「わあ………!」
「正直、願ってもない話ですわ。王国軍の若手随一の剣技、アテにさせてもらいまっせ。」
ユリア大尉の加勢の申し出にケビンはティータと共に明るい表情をした。
「はは………私の剣技などまだまださ。シスター・リース、アーシア殿、フレン殿、ティータ君、それからロイド君。若輩の身ではあるがどうかよろしく頼む。」
「………こちらこそ。」
「フフ、貴女と共に探索するのはこれが初めてだけど、よろしくね。」
「あんたの剣技、期待させてもらうぜ。」
「よ、よろしくお願いします!」
「ハハ、よろしく頼むのは俺の方なのですが……こちらこそ、よろしくお願いします。」
その後ユリア大尉も加えたケビン達はさらに探索をし続けるとまた封印石を見つけたので、一端庭園に戻り、封印石を解放しようとしていた。
「今度は一体どんな人が出てくるんだ………?」
「ドキドキ………」
「はは……それは解放してからのお楽しみやな。」
ロイドが考え込んでいる中次に現れる人物が誰なのか期待しているティータの様子に苦笑したケビンは封印石を解放した。すると今までのように光の球が降りてきて、そこからある人物が現れようとした。
「へ………」
「法衣……?し、しかし……」
「……少なくても七耀教会の関係者が身に纏う法衣ではありませんね。」
「もしかして七耀教会とは別の宗教の方かしら?」
「おいおい……七耀教会以外の宗教なんて、聞いた事がないぜ?」
光の中にいる人物が身に纏う法衣らしき服装にケビンは呆け、戸惑っているユリア大尉の言葉に続くようにリースは真剣な表情で呟き、アーシアの推測を聞いたフレンは困惑していた。すると光は消え、黒髪をツインテールにした娘が現れた!
「まぶし〜……何なのよ、今の光は……―――!まさか……閃光弾!?―――伏せてフローリアン!どこのどいつか知らないけど、わたし達を狙った事、このアニスちゃんが心の奥底から後悔させてや――――って。え…………」
目を開けた娘は立ち上がると血
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