第107話
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だったが、幼いティータを危険な場所に連れて行くことに抵抗を感じていた。
「あのあの………どうかお願いします!みなさんに心配かけないよう安全には気を付けますから!」
「……………………わかりました。こちらこそよろしくお願いします。」
「ほ、ホントーですか!?」
自分が探索に加わる事に反対の様子であったにも関わらず、あっさり認めたリースにティータは驚いた。
「どうやらあなたは他人に心配をかけるというのがどういう事なのかご存知の様子。ならばこれ以上、私が口出すまでもありません。………ただしどうか、くれぐれも気を付けてください。」
「は、はいっ!」
「それに関してはオレからもよろしく頼むわ。ティータちゃんに何かあったらオレ、間違いなくエリカ博士に絞め殺されてしまうからな。」
「は、はい!キモに銘じますっ!」
その後ティータの装備を整え、ティータを仲間に加えたケビン達は先を進んだ。すると何かの扉があり、扉から謎の声が聞こえ、声に従ってティータが入り、そして戻って来たティータは過去の出来事を扉が見せてくれた事を説明し、さらにミラをいつの間にか手に入れた事を説明した。そしてケビン達はさらに進むと新たな”封印石”を見つけ、中にいる人物を解放する為に庭園に戻り、そして”封印石”を解放した。
「あら……?確かあの子は貴方の…………」
「……………」
封印石が解放され、光の中から出て来ようとした見覚えのある人物に目を丸くした後小さな声で呟いたアーシアは呆けた表情で光の中にいる人物を見つめているフレンに視線を向け
「一体誰や……?ティータちゃんの知り合いか?」
「い、いえ……わたしもそうですし、エステルおねえちゃん達も会った事はないと思います。」
ケビンに訊ねられたティータは不思議そうな表情で答えた。すると光は消え、背中に”C.P.D”の文字と何かの紋章が刻み込まれてあるジャケットを身に纏った茶髪の青年が現れた!
「くっ………何だったんだ、今の光は……へ………」
目を開けた青年は立ち上がって、目の前にいるケビン達に気づくと呆けた表情をした。
「七耀教会の神父にシスター……?貴方達は一体……?」
「あ〜と……事情を説明する前に君の事を知りたいんやけど……まず、君の自己紹介をしてくれへんか?」
不思議そうな表情で自分達を見つめる青年にケビンは苦笑しながら自己紹介を促した。
「は、はい。――――俺の名前はロイド・バニングス。”クロスベル警察”の刑事に就職する為に、現在警察学校のカリキュラムを受けているクロスベル警察の見習いです。」
青年―――ロイドはケビン達を見回して自己紹介をした。
「へ……ク、クロスベル……?」
「い、
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