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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第129話
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。13:30になったらアナウンスが流れるはずだから指示に従って行動すること。」

「了解しました。」

「自由行動ということは……見学なども出来るんですか?」

「ええ、許可された場所なら入っても構わないそうよ。要塞司令室なんかもあるし遠慮なく見学してきなさい。ま、実習の疲れがあるなら部屋で休んでても構わないけど。」

「いえ……せっかくの機会ですし。」

「せいぜい概要だけでも確認させてもらおうか。」

サラ教官の話を聞いたマキアスとユーシスはそれぞれ答えたが

「自由にしていいなら、エヴリーヌは今から寝るね。全然興味ないし。時間が来たら誰か起こして。」

エヴリーヌの発言にその場にいる全員は冷や汗をかいて呆れた。



「エヴリーヌ、あんたね……別にあたしの言った通り、確かに休んでいいけど、普通こんなとこに来てよく昼寝する気になるわね?」

サラ教官は呆れた表情でエヴリーヌを見つめて尋ね

「えっと、エヴリーヌはメンフィル帝国の客将なんだよね?せっかく堂々と要塞内を見学できるのに、メンフィルからは何も言われてないの?」

エリオットは冷や汗をかいて尋ねた。



「別に何も言われてないよ。それに結界も張っていないこんな無防備な要塞、見かけ倒しじゃん。エヴリーヌが本気を出せば1時間くらいで瓦礫の山にできるけど?キャハッ♪」

そして無邪気な笑顔を浮かべて言ったエヴリーヌの物騒な発言にリィン達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「エ、エヴリーヌさん……少しは時と場所を考えて発言してくださいよ……」

「頼むから、これ以上エレボニア帝国軍の前で物騒な発言を口にするのは止めてくれ……」

セレーネとリィンは疲れた表情で溜息を吐いた。



その後リィン達は時間が来るまで要塞内の見学を始めた。



一方その頃、支援課のビルに戻ったロイド達は昼食を取りながらセルゲイから説明を受けていた。



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