外伝〜それぞれの戦い〜後篇
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ラ軍やリウイ達も大量の魔物の軍団を殲滅し終わっていた。
〜工匠都市ユイドラ・夕方〜
「フウ……………どうやら戦いは終わったようですね………さすがに今回は疲れました……」
一方プリネは戦闘が終結し、勝利の雄叫びを上げている周りの工匠や兵士達を見て、疲労を隠せぬ様子で安堵の溜息を吐いてレイピアを鞘に戻した。
「疲れた〜…………こんなにも疲れる戦いをしたの、久しぶりだよ〜!」
ペルルも疲労感を隠せず、安堵の溜息を吐いていた。
「フフ………ご苦労さまです。私の中で休んでいて下さい。」
「うん。また何かあったら呼んでね!」
そしてプリネはペルルを自分の身体の中に戻した。
「よかった…………ご主人様を護れ………ました………」
ツーヤはどこか顔色の悪さを見せながら、嬉しさを隠せないでいた。
「ハアハア…………私もなんとか生き残れました…………持っていた魔力石やEPチャージも底をつきましたし、魔力やEPも完全に空になりました………」
イリーナは魔術やアーツを使い続けて戦っていたので、イリーナの持っているオーブメントのEPは0になっていて、またイリーナ自身、魔力を使いすぎた反動で顔色を悪くしていた。
「2人とも、ご苦労さまです。………それにしても、ツーヤ。本当に大丈夫?顔色が凄く悪いわよ?」
「心配しなくても………大………丈夫………です………………………」
そしてツーヤはその場から地面に倒れた。
「ツーヤ!?」
「ツーヤちゃん!?」
地面に倒れたツーヤを見て、プリネとイリーナは慌ててかけよった。
「ハア……ハア………ハア……………」
「!凄い熱………!早く休ませないと………!」
プリネはうなされているツーヤの額を触って驚いた。
「おーい、どうしたんだい?」
そこにガプタールに乗って戻って来たウィルがプリネ達に気付き、尋ねた。
「ウィルフレド様…………実はこの娘が凄い熱を出してしまって…………多分、度重なる激しい戦闘による疲労が一気に出たと思うのですが……」
「!そうなのかい。わかった。俺の家に運んで来てくれ。何か役に立つ薬があるかもしれない。」
「………ありがとうございます。ほら、しっかりして。」
「ツーヤちゃん…………」
ウィルの言葉を聞いたプリネはツーヤを背負い、その様子をイリーナは心配そうな表情で見ていた。
「…………………その娘は……………なるほど。今が”その時”なのだな…………………」
「ガプタール!?何か、知っているのかい!?」
ウィルはツーヤに起こっている事を知っているかのように呟くガプタールを見て、尋ねた。
「うむ。まず最初に確認だが………そ
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