外伝〜それぞれの戦い〜後篇
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られた事に信じられない思いでいたディアーネはリフィアの魔術をその身に受け、断末魔をあげた!そして光がなくなるとそこにはボロボロになったディアーネが跪いていた。
「グッ……………この我が負けるだと………」
「勝負はついたぞ、ディアーネよ。大人しく余の下僕になるがよい!」
大ダメージで呻いているディアーネにリフィアは近付いて高々と言った。
「……………わかった。好きにしろ。」
「うむ!」
そしてリフィアはディアーネに近付き、自分の身体と同化させるためにディアーネに触れたその時!
「フハハハハ!かかったな!貴様の魔力を吸いつくして、貴様の命を吸い取ってくれる!」
凶悪な笑みを浮かべたディアーネが両手でリフィアの片手を握り、リフィアの魔力を吸い取り始めた!しかし
「ガアアアア!?な、なんだと………貴様の魔力が我の魔力と合わないだと………?ど、どういう事だ!」
リフィアの魔力を自分の魔力と化した時、いきなりとてつもない苦しみがディアーネを襲った!
「フハハハハーー!余の魔力を吸い取ろうなど甘すぎて笑いが止まらぬわ!余は聖と魔、どちらの魔力も受け継いでいる!貴様ごときがシルフィア様の魔力を御する事ができる訳がない!」
「おのれ…………死してもなお我を阻むか、マーズテリアの聖騎士よ!」
自分を苦しめた原因がシルフィアより受け継いだ魔力が原因と知ると、ディアーネはリフィアを睨んで叫んだ。
「さて…………早速余の力を知るがよい!」
そしてリフィアは今度はディアーネの魔力を無理やり吸い取り出した!
「ば、バカな………我の魔力が………ウアアアアア……………」
ディアーネは悲鳴をあげながら、リフィアの魔力と無理やり同化させられ、その場から消えた。
「え、え〜っと…………ディアーネはどうなったんだい、リフィア?」
2人の様子を見守っていたウィルが遠慮気味にリフィアに話しかけて来た。
「フム………これが使い魔を持つ感触か………うむ。心配しなくともディアーネは余の下僕と化した!出て来るがよい、ディアーネよ!」
そしてリフィアはディアーネを召喚した。
「クッ…………この我がまた、使い魔になるという屈辱を受けるとは………!」
「全く………余の使い魔になったのだ。光栄に思うがいい!」
「黙れ!………今しばらくは貴様の使い魔で我慢してやるが、隙あらば貴様の身体を奪い取ってくれる!覚悟するがいい!」
「うむ!そんな事もする暇がないぐらい、こき使ってくれる!そちらこそ、覚悟するがよい!」
こうしてリフィアは新たな下僕――魔神ディアーネを使い魔にした。そしてディアーネがリフィアに敗れた頃にはユエラ達も周りの敵を一掃し、またユイド
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