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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter52
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TE…」
「死者蘇生技術…又は記憶複写型人工魔導士生成技術…だ」
「人工…魔導士!?」
プロジェクトフェイトの内容を聞いて知らない胡桃をはじめとする回りのみんなは絶句した。
「…それの…プロトタイプ…だ…まだ…実験…段階…だったらしい」
「プロトタイプ…」
「君が…言うように…由紀は…人工ではあっても…リンカーコアは複製…出来ていない…由紀の成長が…著しいのは…これが原因だろう」
告げられていく真実に俺を含めて無言で聞いていく。
「…あなたは…由紀を生まれたときどう思ったんですか?返答次第では俺はあなたを許せないかもしれない」
俺は由紀をどう思っているのか率直に聞く
「確かに由紀はあの娘とはそっくりだ…恐らく生きていたら由紀のような子供になっていただろう…」
「だが、あの娘と由紀は違う…私は今も由紀を愛している…!げほぉっ!ごぼぉっ!!」
その言葉をいったあとかなり大きく咳き込み、その咳で口からは大量の血を吐き出してしまう。
「おとうさん!?」
「無理をしないで!今すぐ治療を!」
「…いい…もう…長くはない…それは私自身が…よく…わかる」
すく様ジュードが治療を施そうとしようとしたが、それを彼は拒む…もう治療しても助からないのがわかっているからであろう。
「雄也…くん…すまない…本当は…」
「いやいいです、それよりも由紀の方を…」
俺は彼の言葉を察して、残りの時間を由紀に言う時間に回すように促す。
「由紀…すま…ない…由紀を…一人…残して逝ってしまう…」
「やだ…やだぁ…」
「……みな…さん…由紀のことを…」
「任せてください」
何を言おうとしたのかわかり言い切る前に返答した。
「ああ…ゆ…な…」
誰かの名前を呟きながら右手を揚げ…
「今…君…の…も…とへ…… 」
それを皮切りにプツリと切れたように手はベッドの上に落ちそれ以降彼はピクリとも動かなくなった。
「お…とう…さん…」
由紀が彼の名前を呼ぶだがその呼び掛けの彼は返さない…
もう彼の命の灯火は消えた。
「う、うぅ…ひっく… 」
「丈槍…さん…」
涙目を浮かべる由紀、それを見かねてめぐねえが寄り添い、すると由紀は溜まっていた涙は決壊してめぐねえに抱きつき泣き始めた。
「めぐねぇ…めぐねえぇ…」
むせびなく由紀をめぐねえが体を抱き締め、この部屋は一人の死の悲しみにみちあふれた。
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