暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-E移ろいゆく季節〜Determination of Testarossa〜
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へ向かう。私たちの部屋に設けられたシャワー室で汗や、艦内で染み付いちゃった血の臭いなどを洗い流す。30分も掛からなかった任務だったけど、その内容はあまりにも酷いものだった。そして改めて・・・

「ドクター・プライソン。必ず捕まえてやる・・・!」

決意が出来た。人の命を単なる道具程度にしか考えていない犯罪者。絶対に捕まえて罪を償わせてやる。シャワーを浴びた後は、「エリオに連絡しておかないと、だね」今日逢いに行くよ、って約束していたのに、それを破ることになっちゃうことを謝らないと。

「あぅ〜。泣かれちゃうと辛いよね〜・・・」

「だな〜」

アリシアとアルフも辛そうに顔を歪ませる。しょぼ〜んと肩を落としてるところで『3人とも〜、ちょっとブリッジに来て〜』エイミィから一方的な通信が入った。何か急ぎの用事だといけないから、すぐにブリッジへ向かった。

「そういうわけで、3人はこれからトランスポーターを使って本局へ飛びなさい。ちなみに艦長命令よ」

ブリッジに着いた瞬間に母さ――艦長がそんなことを言ってきた。そういうわけで、ってどういうわけかは判らない。だけど「あの、まだ護送も済んでませんし・・・」プロフェッサー・ヘンリーを護送し、なおかつ聴取とか書類作成とかやる事が山積みだから少し渋る。

「ありがとー! お母さん♪」

「リンディ、ありがとー!」

アリシアとアルフは満面の笑顔で母さんに抱き付いた。本当は嬉しいけど、やっぱり仕事のこともあるから私は素直にお礼が言えなくて。

「元々はアースラが請け負った仕事だ。それに、第零技術部も協力してくれたことだし、彼女たちと一緒に事後処理を行うよ」

「そうそう♪ だからフェイトちゃん達は、あとの事は心配しないで、エリオ君に逢いに行っておいで♪」

「ええ。これはアースラ艦長としての命令でもあり、あなた達の母としてのお願いでもあるわ」

母さん達のその言葉で、「ありがとう!」私もようやく決心。アースラのトランスポーターから中継ステーションを跨いで、本局のトラスポーターホールへ飛ぶ。そこから特別保護施設まで「ダッシュ、ダッシュ、ダッシュ〜!」アリシアの掛け声通りに全力で走る。そして・・・

「間に合った〜!」

無事に到着。転送移動によって大幅に時間的余裕が生まれたことで、約束の時間の40分前に施設に到着することが出来た。そこは学校みたいな施設で、校舎のような建物、運動できるグラウンド、周囲は緑地公園みたいなものになってる。それに、ちゃんと世に出ていけるように勉学や、希望者には魔法の授業も行われる。

「「「エリオ!!」」」

「あっ! フェイトさん、アリシアさん、アルフ!」

グラウンドを右往左往していたエリオが、満面の笑顔になって駆けて来た。エ
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