暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-E移ろいゆく季節〜Determination of Testarossa〜
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になったその時・・・
――ISディープダイバー――
「セインさん、颯爽登場〜♪」
ピッチリとした全身タイツの防護服を着たセインの上半身が壁の中から飛び出してきた。セイン・スカリエッティ。第零技術部のジェイル・スカリエッティ少将(愛称はドクター)の娘の1人だ。どうしてここに居るの?とか、いろいろと考えたいところだけど、今はただプロフェッサーを殺されないようにしてほしい。あの人は、ちゃんと法で裁かないといけないんだ。
「暴れないでよおじいちゃん!」
「なんじゃ!?」
セインがプロフェッサーの腰をガッシリと掴んで、そしてまた壁の向こう側へ消えて行った。その直後に女性の拳が壁に打ち込まれて、「いった〜い!」手首がグキッとなった。さらに、ドカーン!と壁が爆発を起こして、「きゃ〜ん!?」女性は大きく吹き飛んで、「きゃいん!?」執務デスクに突っ込んだ。
「クロノ執務官、フェイト執務官、アリシア執務官補、アルフ!」
――ISライドインパルス――
濛々と上がる煙の中から「トーレ・・・!?」が飛び出して来た。トーレ・スカリエッティ。セインと同じドクターの娘で、娘だけで構成された部隊シスターズの中でトップの実力者だ。
「あいたた・・・。ジェイル・スカリエッティの兵隊ですか。これは予想外です」
「執務官たちは、チンク、セインと共にプロフェッサー・ヘンリーの護送を! この偽者は私が撃破します!」
チンクも来ているんだ。とにかく「今の僕たちでは足手まといだ、行こう・・・!」クロノが不確かな足取りで出口に向かって歩き出した。私も“バルディッシュ”で体を支えて歩きだす。
「アルフはわたしが抱っこしてく・・・!」
ぐったりしたままのアルフをアリシアが抱きかかえてくれた。
「偽者とは、酷い言い草ですね! 言うなれば私たちは姉妹になると言うのに!」
――メタルダイナスト――
「姉妹だと? ドクターが長年掛けて生み出した医療技術を盗み、それを兵器開発に転用したプライソン! そして初めから戦闘兵器として造られたお前たちと我々を・・・一緒にするな!」
――ライドインパルス――
そしてトーレと女性が戦闘を開始したのを横目で見ながら廊下から出た。
「こちらです、クロノ執務官! 私が先導します!」
――ISランブルデトネイター――
廊下に出てすぐに目の前に飛び込んで来たのは、銀髪とコートを翻しながらスローイングナイフ・“スティンガー”を投擲し続けるチンクと、その“スティンガー”を受ける者たちだった。
全身が真っ黒な上下一体の服(ライダースーツって言うのかな)を着て、ところどころに分割装甲を装着してる。頭はフルフェイスのヘルメット。目を覆うバイザーも装甲に覆われてるけど、いくつ
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