外伝〜怪盗の報告〜
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行ってくるといい』って……」
「い、いつのまに……」
「やれやれ。思い切りのいい姫さんだぜ。」
クロ―ゼの行動を知ったエステルは苦笑し、アガットは感心した。
「す、すみません……。押しかけるような真似をして。あの……駄目でしょうか?」
「ふふっ……。駄目なわけないじゃない!そういう事なら遠慮なく協力してもらうわ!アガットもいいよね?」
「ま、いいだろ。アーツにしてもハヤブサにしても姫さんがいると色々助かるしな。」
「ミントは………聞くまでもないわね。」
「勿論だよ!これからクロ―ゼさんと一緒に行動できるんだ…………ミント、ワクワクして来たよ!」
アガットの返事を聞いたエステルはミントを見たが、表情を輝かしているミントを見て、苦笑した。
「よかった……。ありがとうございます。エステルさん、アガットさん、ミントちゃん。」
「えへへ、何といっても紅騎士と蒼騎士の仲だもんね。一緒に協力して、行方不明のお姫様を捜すことにしましょ!」
「あ……はい、そうですね!」
「フッ、それじゃあボクは黒髪の姫に強引に迫ろうとする隣国の皇子という設定で……」
「勝手に役を増やすなあっ!」
エステル達の和やかな会話にちゃっかり入って来たオリビエにエステルは怒鳴った。
「あはは……。話がまとまって何よりだね。しかし、そういう事なら2人を『協力員』という立場で扱わせてもらった方が良さそうだ。そうすればギルドとしても経費面などで便宜が計れるからね。」
エステル達のやり取りを微笑ましそうに見ていたジャンはクロ―ゼとオリビエの立場を言った。
「はい、それでお願いします。」
「誠心誠意、愛を込めて協力させてもらうよ。」
そしてエステル達はギルドを出た…………………
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