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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜小皇女の依頼〜
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の守護神”と伝えられている余のもう一人の祖母、シルフィア様の愛剣だろう?………父からはいつか余が授けたいと思う者に授けるため、父から授かっていた。」

机に置かれたとてつもない神気が秘められた今は亡きシルフィアの愛剣――神剣マーズテリアをリフィアは見ながら答えた。

「その事はシルヴァンから聞いた。なのになぜ、それを使う?」

「まだわからぬか?エステルは余にとって大事な友!余が認めた友なのだから、友の頼みのためにこの剣を使っても構わぬだろう。」

「…………………本当にそれでいいのか?あの者は決してお前に従属する者ではないのだぞ?」

胸を張っているリフィアにリウイは真剣な表情で問いかけた。

「うむ!それにこの剣を授ける人物はエステルか、エステルを支えるミントにしかしないつもりだ。エステル達のような者達に使われるのなら、この剣も…………この剣を残し、逝ったシルフィア様も本望と余は思うぞ!」

「……………そうだな。お前がそう決めたのなら俺は何も言うまい。」

リフィアの言葉を聞いたリウイはシルフィアの事を思い出し、そして納得した。



「えっと………事情はよくわかんないだけど、この剣を使っていいのかい?この剣を使えばその折れた剣も直せると思うけど………」

「うむ!………その剣は”神剣マーズテリア”。その名の通り、神剣だからとてつもない神気や魔力を秘められているから、きっと役立つだろう!」

「軍神が授けし神剣ですか………!道理でとてつもない神気を秘められている訳です。」

「ええ……………剣でありながらこれほどすさまじい神気が感じられるのは初めてです………」

リフィアの説明を聞いたメロディアーナは驚いた後納得し、セラウィも頷いた。

「後はこの剣を、この形の物に加工してくれるか?」

そしてリフィアは異空間からさらに剣を取り出して机に置いて、懐から剣の形状――武術大会で覚醒したエステルが魔力によって変化させた剣の形状を書いた紙をウィルに渡した。

「この剣は一体………そちらの神剣と負けないぐらいのとてつもない魔力が感じられるよ……?」

ウィルは新たに現れた剣を手にとって、調べて驚いた。

「その剣か?その剣はセリカの屋敷の地下の倉庫で見つけた剣だ!それを余が持ってきたのだ!武術大会の時、エステルが剣を使っていたからな!余が見た所、かなりの業物のようだし、それを改造してエステルに使わせようと思ってな。だから、持って来た!」

「……いつの間にそんな事を……………奴らには持って行く事の許可をちゃんと、とったのだろうな?」

「当り前だ!余が盗賊紛いの真似をする訳がなかろう!」

リフィアの行動に呆れている様子のリウイにリフィアは胸を張って答えた。

「………
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