第18話
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をね……。おお、何という甘やかなる屈辱!如何にして貴女はその罪を贖うおつもりなのか?」
「あ、あの……。そんな事を言われても困ります。」
「この自分に酔った口調……てめえにソックリじゃねぇか?」
ブルブランの芝居がかかったようなセリフにクロ―ゼは戸惑い、アガットは呆れた表情でオリビエに尋ねた。
「失敬な……。一緒にしないでくれたまえ。」
アガットに尋ねられたオリビエは心外そうな表情で答えた。
「フフ………欲を言えば、かの”姫の中の姫”とも相見えたかったところだが、以前と違って彼女は君達の傍にいないようだからね。………非常に残念だ。」
「『身喰らう蛇』。何か思っていたのと違うけど……クローゼが狙いと聞いたらなおさら放っておけないわね!おまけにプリネまで狙いなんて、絶対に許せないわ!」
「そうだよ!クロ―ゼさんはミントやツーヤちゃんにとっても大事なお姉さんなんだから!それにプリネさんはツーヤちゃんがずっと待ち焦がれていた”パートナー”なんだから、絶対にあなたなんかに渡さない!」
「エステルさん、ミントちゃん………」
ブルブランの話を聞き、勇ましく武器を構えるエステルとミントをクローゼは心強く思った。
「協会規約に基づき、不法侵入の容疑で拘束する。『ゴスペル』のことも含めて色々と喋ってもらうぜ。」
そしてエステル達に続くようにアガットも武器を構えて、ブルブランを睨んで宣告した。
「やれやれ……。何という無粋な連中であろう。相手をしてやってもいいがせっかく選んだこの場所だ……『彼』に相手してもらおうか。」
「なに……?」
ブルブランの言葉に訳がわからず、アガットは首を傾げた。そしてブルブランは指を鳴らした!
パチッ!!
ブルブランが指をならすと地面が揺れ動きだした。
「な、なんなの……?」
「ふえっ……!?」
「ふむ……。イヤ〜な予感がするねぇ。」
そしてエステル達が横を向くと、横にあった大きな扉が開き、そこからトロイメライをも超える大型の人形兵器が現れた!
「な、なにコイツ!?」
「甲冑の人馬兵!?」
「フフ、どうやら『彼』はこの遺跡の守護者のようでね。半ば壊れていたところを私が親切にも直してあげたのだ。せっかくだから君たちが相手をしてあげるといい。」
人形兵器の登場に驚いているエステル達にブルブランは得意げに説明した。
「じょ、冗談じゃないわよ!」
「……来るぞ!」
そしてエステル達は遺跡の守護者――ストームブリンガーとの戦闘を開始した……………!
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